牛乳乳製品の消費に協力を…給食休止受けて農水省呼びかけ

 農林水産省は2020年3月2日、Webサイトに新型コロナウイルス感染症に関わる対策やお願いを掲載した。「食料品は不足していません!」のほか、学校給食用牛乳の休止などで需要減少が懸念されることから「牛乳乳製品の消費にご協力ください」と呼びかけている。

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 農林水産省は2020年3月2日、Webサイトに新型コロナウイルス感染症に関わる対策やお願いを掲載した。「食料品は不足していません!」のほか、学校給食用牛乳の休止などで需要減少が懸念されることから「牛乳乳製品の消費にご協力ください」と呼びかけている。

 農林水産省による国民に向けたメッセージは、「食料品は不足していません!」「牛乳乳製品の消費にご協力ください」「お手頃価格の野菜で健康維持を!」「食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません」など。

 「食料品は不足していません!」では、米、カップ麺、冷凍食品などは現在、通常どおりの生産・供給を行っていると説明。製品在庫も十分にあり、需要を満たす十分な供給量・在庫を確保しているため、安心して落ち着いた行動をとるよう呼びかけている。

 「牛乳乳製品の消費にご協力ください」について、学校給食用牛乳の休止などによる牛乳乳製品の急激な需要減少が懸念されている。生産者を支えるだけでなく、自身や子どもの健康のために牛乳やヨーグルトなどを食べて協力してほしいという。「お手頃価格の野菜で健康維持を!」では、野菜は暖冬でキャベツなどを中心に潤沢に出回り、価格もお手頃だと勧めている。

 また、「食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる報告はありません」にて、2020年2月21日時点では、食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染したとされる事例は報告されていないと説明。おもな感染経路は飛沫感染と接触感染であると考えられており、製造・流通・調理・販売などの各段階で、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はないとしている。

 農林水産省では、WebサイトやTwitterの公式アカウントにて新型コロナウイルス感染症についての情報を発信している。
《黄金崎綾乃》

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