一斉休校で学童78%が緊急開室、スタッフ確保が課題

 一斉休校期間中の学童では78%が「開室」しており、その多くが休校開始直後の2020年3月2日より終日開室していることが、放課後NPOアフタースクールが発表した調査結果より明らかになった。スタッフ確保が大きな課題となっている学童もあるという。

生活・健康 小学生
開室の状況
  • 開室の状況
  • 1日の来室状況
  • 開室時の人員状況
  • 緊急開室・休室の影響として困っていること、心配なこと
  • 民間企業による支援策として助かるもの
  • 緊急開室にあたり、すでに利用しているサービス、工夫していること
 一斉休校期間中の学童では78%が「開室」しており、その多くが休校開始直後の2020年3月2日より終日開室していることが、放課後NPOアフタースクールが発表した調査結果より明らかになった。スタッフ確保が大きな課題となっている学童もあるという。

 調査は、放課後NPOアフタースクールと活動を協働した47都道府県の学童保育など、放課後活動団体を対象に実施したもの。93件の回答を得た。調査期間は3月17日~23日。

 一斉休校期間中の学童は、78%が「開室」と回答。開室開始日は、「3月2日~」69.9%、「3月3日~」13.7%などであった。1日の開室時間は、「9~12時間」62%が最多。「5時間以下」20%、「6~8時間」18%と続き、多くの学童で休校開始直後の3月2日より終日開室していることがわかった。

 1日の来室人数は「20名以下」56.8%と、通常に比べると少ない。対象を限定した開室や利用自粛が影響しているという。利用者は「1年生」98.7%、「2年生」97.4%、「3年生」96.1%と、低学年で9割を超えた。

 開室しているときの職員の人員状況を聞いたところ、常勤職員は1日平均「3名」22%、「6名以上」20%、「2名」19%、「1名」18%、「4名」12%、「5名」9%。非常勤職員は1日平均「1名」「6名以上」各22%、「2名」「3名」各19%、「4名」10%、「5名」8%。常勤1名で長時間対応が必要な学童もあり、スタッフの確保が引き続き大きな課題であることが明らかになった。

 緊急開室・休室の影響で困っていることや心配なことを聞いたところ、「スタッフ・子どもの体調管理」56.4%が最多。ついで「活動内容が制限されていること」「子どものストレス」各47.9%、「職員のストレス」46.8%など。また、「衛生管理のストレス」「マスク不足」「接触しないような遊び方」「運営面での準備時間の不足」などもあがっている。

 民間企業による支援策で助かるものは、「マスク、消毒用アルコールなどの衛生用品」84.0%がもっとも多い。そのほか、「本や学習教材」「ボードゲーム・カードゲーム」など、活動時間を充実させる物資が多く求められていた。

 緊急開室にあたって、すでに活用しているサービスや工夫していることでもっとも多かったのは「特になし」54.3%。予期せぬ緊急開室により、子どもの支援にかかりきりで新たな対応策まで手が回らないようすがうかがえる。
《外岡紘代》

【注目の記事】

編集部おすすめの記事

特集

page top

旬の教育・子育て情報をお届け!(×をクリックで閉じます)