21年卒学生、Webセミナー経験率85.8%に大幅増加

 ディスコが2021年3月卒業予定の大学生を対象に行った調査によると、2020年4月1日時点での内定率は34.7%と、前年同期実績を8.3ポイント上回ることが明らかになった。また、Webセミナーの視聴経験率は85.8%となり、前年の約6割から大幅に増加した。

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4月1日現在の内定状況
  • 4月1日現在の内定状況
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  • 会社説明会への参加・Webセミナーの視聴状況
  • 内定を得た企業の属性
  • 就職活動継続学生の動向
 ディスコが2021年3月卒業予定の大学生を対象に行った調査によると、2020年4月1日時点での内定率は34.7%と、前年同期実績を8.3ポイント上回ることが明らかになった。また、Webセミナーの視聴経験率は85.8%となり、前年の約6割から大幅に増加した。

 調査は4月1日~5日、2021年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)1,299人(文系男子416人、文系女子386人、理系男子352人、理系女子145人)を対象にインターネットで行った。

 1人あたりのエントリー社数の平均は24.6社。前年同期調査の25.6社よりわずかに減少したが、今後の予定社数の平均は4.6社となり、前年の4.5社をやや上回っている。

 実際に足を運ぶ会社説明会(個別企業のセミナー)への参加とWebセミナーの視聴については、会社説明会の平均参加社数は5.8社と、前年同期調査の8.8社を3社下回った。

 一方、Webセミナーの視聴経験率は前年の63.7%から大幅に伸び、85.8%となった。視聴した社数の平均は、ライブ配信で6.7社、オンデマンド配信4.8社となり、前年のライブ配信4.4社、オンデマンド配信2.9社を大きく上回った。

 選考試験の受験状況については、エントリーシート(ES)の提出経験率は90.2%で前年同水準だが、提出社数の平均は10.4社と、前年同期の9.4社を上回った。面接試験の経験率は80.5%で、前年同期から4.3ポイント増えた。最終面接の経験率は46.9%で、前年調査の36.6%より10ポイント増加している。

 4月1日の調査時点で内定を得ている学生は全体の34.7%で、前年同期の26.4%を8.3ポイント上回り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で就職活動の停滞が懸念されている中、むしろ前年以上に早いペースで内定を獲得しているようすがわかる。

 また、内定を得た企業の67.0%が、インターンシップに参加した企業だった。なお、内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは26.2%で、内定取得後も68.3%の人が就職活動を続けている。

 内定企業の業界の上位は、「情報処理・ソフトウエア」が25.7%でもっとも多く、ついで「調査・コンサルタント」14.9%、「建設・住宅・不動産」13.7%、「情報・インターネットサービス」10.6%、「人材紹介・人材派遣」7.3%だった。

 新型コロナウイルス感染拡大により、企業の採用活動でもスケジュール変更や感染防止策などが余儀なくされているが、こうした企業の対応が、志望度に影響を与えているのかを調査したところ、「志望度が上がった企業がある」と回答した学生は11.0%、「下がった企業がある」学生は21.0%だった。

 具体的なコメントには、「対応の迅速さに好感を持った」「この状況で直接面談をする企業は、柔軟性がない古い体質であると感じて失望した」などがあげられた。
《勝田綾》

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