学校気分を味わいリフレッシュ…横浜市、休校中に授業動画を配信

 新型コロナウイルス感染症拡大防止による公立学校での休校延長となる中、横浜市では2020年4月8日より授業動画の配信を行っている。小学3年生の息子も早速、授業動画を受講してみた。休校期間も1か月を過ぎ、プリントの課題に飽きていた我が家にはとてもありがたい教材だ。

教育・受験 小学生
新型コロナウイルスによる休耕期間中、横浜市では授業動画の配信を行っている
  • 新型コロナウイルスによる休耕期間中、横浜市では授業動画の配信を行っている
  • 算数では先生と一緒にかけ算を学習
  • 動画に合わせて九九を言ってみる
  • YICA(横浜国際コミュニケーション活動)では、英語で先生とじゃんけん勝負
  • 理科では、折り紙を息で飛ばす実験に取り組んだ
  • 理科の実験で気づいたことをノートにまとめる
 新型コロナウイルス感染症拡大防止による公立学校での休校延長となる中、横浜市では2020年4月8日より授業動画の配信を行っている。小学3年生の息子も早速、授業動画を受講してみた。休校期間も1か月を過ぎ、プリントの課題に飽きていた我が家にはとてもありがたい教材だ。

 授業動画の対象は小学1年生から高校3年生。体育や道徳などを含めた全教科を配信している。1本あたり10~15分で、4月中に520本を配信予定。4月20日時点で、小学3年生の授業動画は「国語」「社会」「算数」「理科」「YICA(横浜国際コミュニケーション活動)」「音楽」「体育」「図画工作」「特別活動」「総合的な学習の時間」が公開されている。

 算数の授業は3年生の教科書の最初の単元である「かけ算」がテーマで、小学2年生の後半で学習した九九を復習しながらかけ算のきまりについて学習した。動画では先生が「4の段は言えるかな?」など子どもたちに呼びかけるように授業をしてくれるので、息子も動画に合わせて答えていた。九九を途中から言ってみる、九九を逆から言ってみるなど難しい問題も出されるので、息子は「やってやるぞ!」と奮起していた。息子にとっては初めての映像授業だったが、一方的に聞くだけの授業ではないのですぐに入り込むことができた

 授業動画は休校中の算数の課題にも関係する内容であったため、教科書を読むだけで取り組むよりもずっと効率が良いように感じた。また、授業動画で子どもが課題の内容についてある程度理解できるので、親の負担が少なくなったように思う。

 YICA(横浜国際コミュニケーション活動)の授業は、英語で数の言い方を学び、英語でじゃんけんをする内容だった。「Rock, Scissors, Paper, 1,2,3」と先生同士で英語のじゃんけんの見本を示したあと、画面の前の子どもと先生がじゃんけんをするという構成になっており、子どもも楽しんで参加していた。また、ペンの数を数える際には、先生のポケットや靴の中など、ありとあらゆるところからペンがたくさん出てきて大笑い!良い気分転換にもなったようだった

 小学3年生で初めて学習する理科・社会は、まず「どのようなことを学ぶのか」という説明動画から始まった。理科の授業では、「風とゴムの力のはたらき」について学んでいる。実際に折り紙を使って、自分の息で折り紙を飛ばす実験に挑戦。とても楽しかったようで、動画を見終わった後も自分でいろいろなバリエーションを考えて実験していた。また、親も一緒に取り組めるので、親子で楽しく学習できた

 体育の授業では、自宅でできる運動を紹介。体を使ったじゃんけんや、犬や馬、ワニなど、いろいろな生き物の姿勢になって歩く運動、リズムジャンプに取り組んだ。どの運動も特別な道具は必要とせず、全身を使って動くことができるので良い運動になった。自宅で簡単にできるので、普段の生活でも取り入れようと思う。

 総合的な学習の時間では、マスコットキャラクターを通して探究学習に取り組んでいる。動画の途中で「探究の技」が紹介され、課題に取り組む際の考え方のコツを学ぶ。マスコットキャラクターという身近なものをテーマにしているので、小学3年生でも取り組みやすい課題だと思った。

 小中学生の授業動画は、4月20日よりテレビ神奈川のサブチャンネルでも放送されている。インターネットでは在籍する学年のものしか見られないが、テレビではすべての学年の授業動画を見られるので、「4年生はこんなこと勉強するんだ」「1年生で習ったこれは、こういう意味なのか」と確認することができ、インターネットとはまた違う形で活用できた。

 受講前は、「一方的な授業動画では、子どもが飽きて見なくなってしまうのではないか」と心配していたが、どの授業動画も子どもたちが見やすいように、楽しめるように工夫されていて、息子は楽しく学習できたようだった。また、何度でも見返すことができるので、復習にも役立った。必要なものを準備したり、ノートに書いたりするときには動画を一時停止する必要があるが、慣れてしまえば子ども自身で問題なくパソコンを操作できていたので、親の負担はあまり感じられなかった。

 授業動画の配信が行われたことで、手詰まりだった自宅での学習に変化が見られた。息子は特に理科の実験が気に入ったらしく、自宅にあるもので自分なりに実験を考えて取り組む姿が見られるようになった。また、学校再開後の理科の授業も非常に楽しみにしている。残りの休校期間も授業動画をうまく取り入れて、学校再開後に備えたいと思う。
《編集部》

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