東京都、学校にサーモグラフィー設置…コロナ対策拡充

 東京都は2020年5月19日、令和2年(2020年)第2回定例会補正予算(案)について発表した。教育関連では、都立学校におけるオンライン学習の環境整備や、都内公立・私立学校におけるサーモグラフィーやアクリル板など感染症対策用品の購入費などが盛り込まれた。

教育・受験 小学生
東京都「令和2年(2020年)第2回定例会補正予算(案)について」
  • 東京都「令和2年(2020年)第2回定例会補正予算(案)について」
  • 都民生活を支えるセーフティネット
  • 感染症防止と経済社会活動との両立等を図る取組
  • 社会構造の変革を促し、直面する危機を乗り越える取組
 東京都は2020年5月19日、令和2年(2020年)第2回定例会補正予算(案)について発表した。教育関連では、都立学校におけるオンライン学習の環境整備や、都内公立・私立学校におけるサーモグラフィーやアクリル板など感染症対策用品の購入費などが盛り込まれた。補正予算の規模は、合計5,831億円にのぼる。

 令和2年(2020年)第2回定例会補正予算(案)は、新型コロナウイルス感染症と都民生活や経済などへの影響に対する施策を実施するため、4月に成立した国の補正予算に基づき、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金などを計上する。補正予算の規模は、一般会計5,826億円と公営企業会計5億円の合計5,831億円にのぼる。

 教育関連は、都立学校における修学旅行などの中止や延期に係る追加的費用への支援に5,000万円、都立学校におけるオンライン学習などの環境整備に8,000万円、都内公立・私立学校における新型コロナウイルス感染症対策事業の拡充に計42億円を計上する。

 オンライン学習などの環境整備では、都立学校における1人1台の学習用PC等の整備を前倒しして実施する。また、オンライン学習の定着と加速化を実現するため、通信環境の整備を促進する。

 新型コロナウイルス感染症対策事業の拡充では、新型コロナウイルス感染症への追加対策として、サーモグラフィーやアクリル板などの感染症対策用品を購入または購入経費を補助する。都立学校に6億円、区市町村立学校に28億円、私立学校に8億円を計上する。
《工藤めぐみ》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top