東京都教育庁は2020年6月11日、併設型中高一貫教育校の高校入学者選抜について、2021年度(令和3年度)入試から5教科すべてにおいて都立高校共通問題を使用すると発表した。富士と武蔵は高校段階での生徒募集を停止するため、両国・大泉・白鴎の3校が対象となる。 併設型の都立中高一貫教育校は、富士・武蔵・両国・大泉・白鴎の5校。このうち、富士と武蔵の2校は、2021年度入学生から高校段階での生徒募集を停止する。 併設型中高一貫教育校の高校入学者選抜(第一次募集)では、2020年度(令和2年度)まで国語・数学・英語の3教科はグループ作成問題、社会・理科の2教科は都立高校共通問題を使用して、学力検査を実施してきた。 今回、東京都教育庁では2校の高校段階での生徒募集停止に伴い、2021年度の高校入学者選抜から、5教科すべてについて都立高校共通問題を使用して学力検査を実施することを決めた。2021年度入学者選抜では、両国・大泉・白鴎の3高校が、国語・数学・英語・社会・理科の5教科で都立高校共通問題を活用することになる。