「関関同立」秋学期、感染予防講じ対面授業再開へ

 関西学院大学は2020年8月1日、秋学期の授業は一部科目について対面授業を実施することを公表。関西圏の関西大学、同志社大学、立命館大学も秋学期から対面授業を再開する予定で、関西の私立大学は感染予防を講じWITHコロナに対応した授業運営を進めていく。

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 関西学院大学は2020年8月1日、秋学期の授業は一部科目について対面授業を実施することを公表。関西圏の関西大学、同志社大学、立命館大学も秋学期から対面授業を再開する予定で、関西の私立大学は感染予防を講じWITHコロナに対応した授業運営を進めていく。

 関西学院大学は、授業スケジュールどおり9月23日から秋学期の授業を開始する。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンライン授業を原則とし、一部科目については、感染防止策を講じたうえで各キャンパスの教室において対面授業を実施。対面で実施する予定の科目は、ゼミ科目、実験・実習・実技科目、語学科目(必修、選択必修)、教職科目の一部 、大学院科目、および各学部が選定した科目。なお、対面授業を実施する場合は、日本に入国できない学生や通学に不安を抱える学生、対面授業の前後の時限にオンライン授業(同時双方向型)を受講する学生の学修機会を確保するため、授業の録画などによるオンライン授業(オンデマンド型または同時双方向型)を別途提供する。

 関西大学は、9月21日から開始する秋学期授業について、対面授業を原則とし、遠隔授業(オンデマンド配信授業)も併用した形態で実施することを予定している。引き続き、遠隔授業を受講するための情報環境(PCやWi-Fiなど)を確保するようにWebサイトに掲載している。秋学期の詳細な情報については、大学のインフォメーションシステムを通じて8月上旬を目途に知らせる予定。

 同志社大学は、8月3日に「同志社大学版新型コロナウイルス感染症拡大予防のためのガイドライン」を公表。9月21日から始まる秋学期以降、感染拡大の予防に最大限配慮しながら、いわゆるWITHコロナに対応した新しい授業運営形態による教育を行う。秋学期は、三密の回避に配慮して感染拡大予防に努めるため、ネット配信授業(オンデマンド型または資料提示型を基本とする)と対面授業の2形態を予定している。秋学期の成績評価は、対面授業、ネット配信授業ともに、多面的評価、レポート試験による成績評価を原則とする。

 立命館大学は、9月26日より感染防止策を十分に取ったうえで秋学期授業を開講する。Webサイトでは学部生・大学院生に向け、キャンパスに通学できるよう、各自で準備をするよう呼び掛けている。秋学期の授業は「新型コロナウイルス感染拡大に対する立命館大学の行動指針(BCP)」の活動制限レベルに応じて実施する。6月22日からBCPはレベル2に引き下げており、BCPレベル1~2が想定される場合の授業は、「すべての授業回をWEBで行う」「すべての授業回を対面で行う」「対面の授業とWEBの授業とを併用する」の3つの方法に分けられる。各科目の授業方法とその詳細については、9月8日以降にオンラインシラバスで知らせる。

 なお、今後の新型コロナウイルス感染拡大の状況により、授業内容については変更されることがあるので、大学のWebサイトで確認が必要。
《田中志実》

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