理化学研究所と東京工業大学、大阪大学は2020年9月13日から22日、第26回SuperCon 2020の本選出場予定者である高校生・高専生がスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を体験するオンラインイベントを開催する。 新型コロナウイルスの影響で、高校野球や高校総体など、さまざまな大会が中止になった。スーパーコンピューターの世界でも、「夏の電脳甲子園」と呼ばれる第26回スーパーコンピューティングコンテスト(SuperCon/スーパーコン)2020の本選が中止となっている。そこで、第26回SuperCon 2020の本選出場予定だった19チームを招待し、「高校生・高専生の『富岳』チャレンジ」を開催する。 6月に萩生田文部科学大臣がスーパーコンピューター「富岳」を視察した際、萩生田大臣から理化学研究所の松本理事長に、「富岳」を国民共有の財産として、誰もが活用しやすい環境を整えることや、「富岳」を活用した次世代の人材育成が重要であると伝えたところ、松本理事長も賛同。東京工業大学、大阪大学と共同で「高校生・高専生の『富岳』チャレンジ」の開催に至ったという。 イベントは、世界最高性能の「富岳」を体験することがおもな目的。これまでのSuperConの問題を題材として、「富岳」を使ったプログラミングに挑戦する。Web会議システムを使ったリモート開催となり、9月13日から20日まで「富岳」を使って問題に解答し提出する。9月21日に解答を確認し、9月22日の閉会式で各チームから提出されたプログラムに対する講評を行う。◆高校生・高専生「富岳」チャレンジ~SuperCon本選出場者によるスパコン甲子園!~主催:理化学研究所 計算科学研究センター、東京工業大学学術国際情報センター、大阪大学サイバーメディアセンタースケジュール:2020年9月13日(日)~9月20日(日)「富岳」を使って問題に解答し提出2020年9月21日(月)回答確認2020年9月22日(火・祝)閉会式(オンライン)参加チーム(チーム名・学校名):asterisk・筑波大学附属駒場高等学校bstc2019・静岡県立磐田南高等学校校Citrus・灘高等学校cpc・白陵高等学校eightbit・千葉県立木更津高等学校KNK・広島県立広島皆実高等学校krm・久留米工業高等専門学校MagicalK・東京都市大学付属高等学校mochocho・サレジオ学院高等学校Nasu・福岡県立博多青松高等学校Nihilism・静岡県立浜松工業高等学校NPC・N高等学校OverJOI・筑波大学附属駒場高等学校shinkyu・早稲田大学本庄高等学院SpRatoon・静岡県立浜松工業高等学校supercon・開成高等学校TrinityS・静岡県立磐田南高等学校TW2020・鳥取県立鳥取西高等学校UKI・広島県立広島皆実高等学校