【高校受験2021】東京都立高、前年度比1,220人減の3万9,250人募集

 東京都教育委員会は2020年10月8日、2021年度(令和3年度)都立高校の第一学年生徒の募集人員を公表した。全日制高校の募集人員は、前年度(2020年度)より1,220人減の3万9,250人。墨田川など31校でそれぞれ1学級を減らす。

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令和3年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員
  • 令和3年度都立高等学校等第一学年生徒募集人員
  • 各高等学校の募集人員(一部)
  • 中学校および中等教育学校の募集概要
 東京都教育委員会は2020年10月8日、2021年度(令和3年度)都立高校の第一学年生徒の募集人員を公表した。全日制高校の募集人員は、前年度(2020年度)より1,220人減の3万9,250人。墨田川など31校でそれぞれ1学級を減らす。

 2021年度都立高等学校では、全日制課程170校1,004学級で3万9,250人を募集。前年度と比較すると、学校数は1校、学級数は31学級、募集人員は1,220人の減少となっている。

 都立高校改革推進計画に基づく高校の新設に伴い、赤羽北桜(仮称)で4学級を新たに募集する一方で、併設型中高一貫教育校における6年間一貫した教育をより一層推進するため、富士(普通)・武蔵(普通)の2校で募集を停止する(4学級減)。

 学級数を減らすのは、墨田川、清瀬、上水、翔陽、杉並、青井、富士森、日野など31校で、それぞれ1学級減。学級数を増やす学校はない。

 在京外国人生徒対象の募集では、8校で4月入学155人、6校で9月入学25人の計180人を募集する。このうち、六郷工科は4月入学の募集人員を5人増員している。

 全日制課程募集人員の内訳は、一般募集3万8,796人、転勤者枠168人、転学者枠250人、9月入学36人。うち推薦入学対象人員は8,749人。一般募集の人員には、インフルエンザ等罹患者、海外帰国生徒・引揚生徒および在京外国人生徒に係る募集人員、国際バカロレアコース特別枠が含まれる。

 2021年度入試日程について、推薦に基づく選抜が2021年1月12日から15日に願書受付、1月26日と27日に検査実施、2月2日に合格発表。学力検査に基づく選抜は、第一次募集と分割前期募集が1月29日から2月4日に願書受付、2月21日に検査実施、3月2日に合格発表。分割後期募集と全日制第二次募集が3月5日に願書受付、3月10日に検査実施、3月16日に合格発表を行う。

 そのほか、中学校および中等教育学校の募集人員は計38学級1,520人。各校の募集人員のうち、白鴎高等学校附属中学校は24人、立川国際中等教育学校は30人の海外帰国・在京外国人生徒枠が含まれる。募集人員の増減があったのは富士高等学校附属中学校・武蔵高等学校附属中学校の2校で、それぞれ1学級を増やす。

 なお、都立高校改革推進計画に基づき、高等学校全日制課程の両国(普通科)・大泉(普通)・田柄(普通科・外国文化コース)・五日市(普通・ことばと情報コース)で2022年度の募集を停止する予定。2021年10月ごろに決定されるという。東京都教育委員会Webサイトでは、全日制・定時制・通信制課程の各校募集人員一覧のほか、「都立高校改革推進計画」における設置・改編計画対象校の児童・生徒募集についての資料も掲載している。
《桑田あや》

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