年末年始に「帰省しない」6割超え…感染リスク避けるため

 ネオマーケティングは2020年11月27日、「年末年始の帰省」をテーマにした調査結果を公表した。新型コロナウイルスの影響で、年末年始に「帰省する」と回答した人は14.2%、「帰省しない」と回答した人は63.0%と、6割を超える人が帰省をやめている。

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年末年始に帰省をするか
  • 年末年始に帰省をするか
  • 新型コロナウイルスが収束していない中、帰省することについて
  • 年末年始の帰省頻度
  • 年末年始の帰省手段
  • 年末年始にGo Toキャンペーンを利用するか
 ネオマーケティングは2020年11月27日、「年末年始の帰省」をテーマにした調査結果を公表した。新型コロナウイルスの影響で、年末年始に「帰省する」と回答した人は14.2%、「帰省しない」と回答した人は63.0%と、6割を超える人が帰省をやめている。

 生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行うネオマーケティングは、世の中の動向をいち早く把握するために、独自で調査を行っている。今回は「年末年始の帰省」をテーマに、同社が運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWebアンケート方式で実施。調査期間は10月27日~10月29日、対象はアイリサーチ登録モニターのうち、20歳以上の男女(現在2府2県または1都3県在住、かつ2府2県または1都3県以外の出身者)、有効回答数は1,000人。

 新型コロナウイルスが収束していない中、2020年の年末~2021年の年末年始にかけて帰省することについてどう思うかという質問に、「よくない」「あまりよくない」が58.4%となった。帰省についてネガティブな意見だった一方で、「いいと思う」「まあいいと思う」と、帰省についてポジティブな意見は全体で41.6%と、4割以上の結果となった。

 年末年始に帰省をするか聞くと、「帰省する」と回答したのは14.2%、「帰省しない」と回答したのは63.0%だった。理由として、新型コロナウイルスの感染リスクを避けるため「帰省しない」という意見がある一方で、GWもお盆も帰れていないので年末年始こそは帰りたいという意見があった。また、新型コロナウイルスの状況次第で判断するため「まだわからない」と回答した人も22.8%いた。

 前年までの年末年始の帰省頻度について聞くと、もっとも多かったのは「5年に1回未満の頻度」が41.5%、ついで「毎年」が38.2%だった。毎年帰省する・帰省頻度が5年に1回未満の人は、全体の約8割を占める結果となった。

 前年帰省した人と今年帰省予定の人に、年末年始の帰省手段について聞くと、今年の帰省手段は「車」が43.7%ともっとも高く、前年の44.5%とほぼ変化がない結果となった。そのほかの選択肢についても前年と今年では順位もあまり変化がなく、数値も大きく差がなかった。新型コロナウイルス感染を避けるため公共交通機関を利用する人が減ることはなく、帰省手段が大きく変化する可能性は低いと考えられる。

 また、年末年始にGo Toキャンペーンを利用するかについては、「帰省のために利用する」は20.8%、「旅行のために利用する」は24.6%で、「利用しない」は57.4%だった。なお、11月24日現在、新型コロナウイルス感染拡大により、一部地域でGo Toトラベル事業の適用を停止している。
《田中志実》

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