海外へ渡航経験ある高校生3割…理由は「家族旅行」

 LINEリサーチは2020年11月12日、高校生を対象にした海外への渡航経験の有無や今後行ってみたい国・エリアについての調査結果を公表した。海外へ渡航経験がある高校生は約3割で、渡航理由1位は「家族旅行」だった。

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 LINEリサーチは2020年11月12日、高校生を対象にした海外への渡航経験や今後行ってみたい国・エリアについての調査結果を公表した。海外へ渡航経験がある高校生は約3割で、渡航理由1位は「家族旅行」だった。

 LINEは、保有する約534万人の国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤とした、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」を運営。今回は、日本全国の高校1年生~3年生の男女を対象に、海外への渡航経験の有無や今後行ってみたい国・エリアについて調査した。実施時期は2020年10月7日~8日、有効回収数は1,044サンプル。

 「海外に行ったことがある」と回答した高校生は全体の約3割だった。その内訳は、「家族との旅行」がもっとも多く、どの学年でも2割程度でTOPとなった。ついで「修学旅行」「ホームステイ」「留学/交換留学」と続いた。

 学年別にみると、「海外に行ったことがある」という人は高校1年生では3割弱であるものの、学年が上がるにつれ増えていき、3年生になると4割以上が渡航経験ありということがわかった。渡航理由2位の「修学旅行」が、3年生で圧倒的に増えていることが要因となっている。そのほか、割合の差は少ないものの「ホームステイ」や「留学/交換留学」も、学年が上がるにつれ増加する傾向がみられた。

 これまでに行ったことのある/住んだことのある海外の国やエリアについては、総合1位は「ハワイ」、僅差で2位は「グアム・サイパン」、3位には「アメリカ本土」がランクインした。10位以内には、「台湾」や「シンガポール」「韓国」「香港」などの“アジア圏”も渡航先として多く選ばれていた。全体的に、家族旅行では「ハワイ」や「グアム・サイパン」、留学先やホームステイでは「アメリカ本土」「オーストラリア」、修学旅行では「台湾」などのアジア圏が目立った。

 海外留学をしてみたいと考えている高校生は、全体で約6割と半数を超えた。一方、留学をしたくないと回答した高校生は全体で3割程度いた。男女別に見ると、女子高生のほうが男子高生よりも「ぜひしてみたい」と「ややしてみたい」の割合が高く、女子高生は留学への興味がやや強い傾向にあるようだ。

 海外への渡航経験の有無に関わらず、将来一番行ってみたい国・エリアについては、総合1位は「ハワイ」、ついで「アメリカ本土」「フランス」「イタリア」「韓国」の順に人気があった。
《田中志実》

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