本には読む順番がある…3ステップ読書術を齋藤孝先生が伝授

 クロスメディア・パブリッシングは、齋藤孝著「本には読む順番がある」を2020年11月30日に発売した。同書では、本の読む順番を「3ステップ読書術」として解説している。定価は1,380円(税別)。

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齋藤孝著「本には読む順番がある」
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 クロスメディア・パブリッシングは、齋藤孝著「本には読む順番がある」を2020年11月30日に発売した。同書では、本の読む順番を「3ステップ読書術」として解説している。定価は1,380円(税別)。

 マーケティング・リサーチ会社であるクロス・マーケティングが全国20歳~69歳の男女1,101人を対象に実施した「読書に関する調査」によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛などにより、約2割の人が以前よりも読書量が増えたと答えたことがわかった。調査期間は2020年11月6日~11月7日。

 しかし、世の中で読むべきとされている名著ほど内容が難しく、買って読んではみたものの、内容が頭に入ってこず、途中で読むのをやめてしまった人も多いのではないだろうか。

 明治大学文学部教授で「声に出して読みたい日本語」など数々のベストセラーを持つ作家の齋藤孝氏は、「本の内容が理解できずに途中で挫折してしまう原因は、最初に誤った1冊を手にしてしまったため。そんな人こそ、“本の順番”に注目してほしい」とアドバイスする。

 齋藤孝著「本には読む順番がある」では、本の読む順番を「3ステップ読書術」として解説。「初心者の読むべき本」「中級者の読むべき本」「上級者が挑戦すべき本」の3段階に分け、順を追って本を理解する。複数の本をつながりで捉え、1冊ずつ読み進めていく。そのため、ステップアップしながら知識・教養が積み重なり、より深く、確実に本の内容が理解できるという。

 同書では、哲学や宗教、歴史、科学といった「ジャンル別」の本と、ニーチェやドストエフスキー、太宰治といった「作家別」の本で読む順番を解説している。たとえば、科学分野の本では、1「科学のふしぎ」、2「生物図録」、3「『量子論』を楽しむ本」の順。まずは図鑑や入門書で全体像をつかみ、次に、理科・科学の授業で使う副読本や図録で中学・高校の学び直しをする。そして最後に各分野の専門的な解説書を読むことを薦めている。3ステップ読書術なら、内容が難しかったり、時代背景がわからなかったりした本が最後までしっかりと読めるようになるという。

◆本には読む順番がある
体裁:B6変形判/256ページ
定価:1,380円(税別)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス
発売日:2020年11月30日(火)
構成:
第1章 なぜ、「読む順番」が大切なのか?
第2章 最初の1冊をどう選ぶか?
第3章 ジャンル別・本物の教養が身につく3ステップ読書術
第4章 作家別・本の理解力が上がる3ステップ読書術
第5章 読む順番と同じくらい大切なこと
《工藤めぐみ》

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