共通テストへの「情報」教科採用の動き、保護者の認知度は3割弱

 大学入学共通テストにおいて「情報」を教科として新設する素案がまとめられたという報道があったことを「知っていた」と回答した保護者は3割弱であることが、GMOメディアが2020年12月7日に発表した調査結果より明らかになった。

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2025年からの大学入学共通テストに「情報」が教科として採用されるという報道への認知度
  • 2025年からの大学入学共通テストに「情報」が教科として採用されるという報道への認知度
  • 報道を受けてプログラミング教育への関心度の変化
  • 情報教科が採用される動きでプログラミング学習を検討するか
  • 子どもの教育に関しての情報収集方法
  • 現在子どもがしている習い事
  • 今後子どもに習わせてみたいこと
 大学入学共通テストにおいて「情報」を教科として新設する素案がまとめられたという報道があったことを「知っていた」と回答した保護者は3割弱であることが、GMOメディアが2020年12月7日に発表した調査結果より明らかになった。

 調査は、GMOメディアが運営するプログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」が実施したもの。小学生の子どもを持つ保護者1,005名の回答を得た。調査期間は2020年11月19日~11月25日。

 大学入試センターが2025年からの大学入学共通テストにおいて「情報」を教科として新設する素案をまとめたとの報道があったことを、「知っていた」と回答した保護者は24.3%と3割弱であった。

 「知っていた」と回答した保護者のうち、59.4%が「報道を受けてプログラミング教育への関心が高まった」と回答。さらに、「情報」教科が採用される動きで、66.0%「プログラミング学習を検討する」と回答した。GMOメディアは、「今後『情報』教科が正式に採用されると、プログラミング教育に対する認知・関心がさらに高まることが予想されるため、プログラミング教育市場の拡大が期待できる」と分析している。

 子どもの教育に関する情報収集方法は、「インターネット」47.4%がもっとも多かった。このほか、「テレビ」34.1%、「塾や学校の先生」28.4%が続いている。

 「現在子どもがしている習い事」を聞いたところ、「スポーツ」「学習塾」がいずれも41.0%で最多。ついで、「英会話」17.7%、「音楽」17.2%、「習字・書道」12.4%など。

 「今後子どもに習わせてみたいこと」は、「学習塾」22.7%、「スポーツ」20.2%、「英会話」20.0%の順に多く、「現在子どもがしている習い事」の上位3つの習い事と同じものがランクイン。4位には「プログラミング・パソコン」16.7%が入っており、保護者の注目度の高さがうかがえる結果となった。
《外岡紘代》

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