阪大・関大など、コロナ赤色点灯で不要不急の外出自粛要請

 大阪教育大学は2020年12月7日、大阪府が12月3日に新型コロナウイルス感染症の警戒を促すステージを「レッドテージ(非常事態)1」に引き上げたことから、学生に対し不要不急の外出自粛を要請。大阪大学や関西大学も学生に感染予防策の徹底を呼び掛けている。

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 大阪教育大学は2020年12月7日、大阪府が12月3日に新型コロナウイルス感染症の警戒を促すステージを「レッドテージ(非常事態)1」に引き上げたことから、学生に対し不要不急の外出自粛を要請。大阪大学や関西大学も学生に感染予防策の徹底を呼び掛けている。

 大阪府はひっ迫する医療機関の負荷を抑制するため、警戒を促す独自基準「大阪モデル」を「イエローステージ 2」から「レッドステージ(非常事態)1」に移行するとともに、12月15日までの間、大学に対し現行の要請内容に加え、新たに「できる限り、不要不急の外出を自粛すること」について要請した。大阪教育大学は学生に対し、不要不急の外出を自粛し、感染防止対策についてあらためて徹底するよう周知。教職員には大阪府内の極めて厳しい情勢を踏まえ、「5人以上、2時間以上の宴会・飲み会は控える」との大阪府からの要請を受け止め、各自がより一層の感染予防に努め、良識ある行動をとっていくよう周知した。

 なお、レッドステージへの移行後も現在の教育活動を継続し、大学入構時の消毒やマスクの着用や換気の徹底、毎朝の検温を引き続き適切に行うという。また、同大学は感染症対策として、授業中の換気のタイミングを知らせるチャイムを柏原キャンパスに導入し、チャイムの鳴動に合わせて講義室などの窓や扉を開けるよう促す取組みを12月3日から実施している。チャイムは後期授業期間終了にあたる2021年2月10日まで実施する予定。

 大阪大学も、大阪府から「レッドステージ(非常事態)1」の対応方針に基づく要請が示されたことから、学生に対し留意事項をWebサイトに掲載。できる限り、不要不急の外出を控えることや適切なソーシャルディスタンスの確保、マスク着用、手洗い、3密の回避、会食を控えることなどの感染拡大防止策を学内外問わずに行うこと。また、体調の悪い場合は登校せず、少しでも症状のあるときはかかりつけ医や相談センターに受診・相談することなどを呼び掛けている。

 関西大学は、大阪府がレッドステージに移行したことから「新型コロナウイルス感染症に対する事業活動等の基準」における事業活動のレベルを一部変更。コンパ・飲み会・食事会を自粛することや静かな飲食を行うこと、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)に登録することなど、感染拡大防止のための留意点について明記している。なお、大阪府の「レッドステージ移行後の教育活動等について」に基づき慎重に検討した結果、「授業」などに係る事業活動レベル(レベル1)については変更しない。レベル1は、学部・大学院とも感染防止に留意し、対面授業を基本とするが遠隔授業も行うことができる。
《田中志実》

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