英検協会、コロナ非常事態の大阪府…試験は予定通り実施

 日本英語検定協会は2020年12月4日、大阪府での新型コロナウイルス感染対策の自粛要請を受け、「英検S-CBT」など各試験の対応を公表した。大学入試を控える受験生にとって欠かせないことから、要請期間中も感染防止対策を講じたうえで、予定通り試験を実施する。

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  • レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請(一部)
 日本英語検定協会(英検協会)は2020年12月4日、大阪府での新型コロナウイルス感染対策の自粛要請を受け、「英検S-CBT」「英検CBT」「IELTS」「TEAP」試験の対応を公表した。大学入試を控える受験生にとって各試験の受験が欠かせないことから、要請期間中も感染防止対策を講じたうえで、予定通り試験を実施する。

 新型コロナウイルスは全国規模で感染拡大しており、感染者数が著しく急増している大阪府では12月3日、「レッドステージ(非常事態)の対応方針に基づく要請」措置を発表。12月4日から15日の期間、府民に不要不急の外出を控えるよう要請している。

 英検協会では、要請期間中に大阪府で「英検S-CBT」「英検CBT」「IELTS」「TEAP」の各試験を予定しており、実施の可否を関係者と協議。中止も検討したが、各試験が広く大学入試に活用され、特にこの時期の試験成績は出願資格などにも反映されることから、大学入試を控える受験生にとって「不要不急には及ばず、この時期にどうしても受験しなくてはならない状況」と判断。感染防止を万全に行ったうえで、受験者の安全第一のもと、予定通り試験を実施することを決めた。

 英検協会では、文部科学省や厚生労働省、業界ガイドラインに沿った会独自のガイドラインを定め、感染予防対策を講じている。大阪府の各会場で受験する予定の受験者に対しては、全国の各試験会場と同様に英検協会独自のヘルスチェックを行い、体調に問題ない場合のみ受験に臨み、ヘルスチェックに該当する人は受験を控えてほしいとしている。
《奥山直美》

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