箱根駅伝「応援したいから、応援にいかない」自宅で観戦を

 関東学生陸上競技連盟は、2021年1月2日・3日に開催する「東京箱根間往復大学駅伝競走」の応援について、沿道での観戦を控えるよう協力を呼びかけている。また、箱根登山鉄道も小田原中継所最寄り駅で交通規制するため、沿線での観戦をしないようお願いしている。

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 関東学生陸上競技連盟は、2021年1月2日・3日に開催する「東京箱根間往復大学駅伝競走」の応援について、沿道での観戦を控えるよう協力を呼びかけている。また、箱根登山鉄道も小田原中継所最寄り駅で交通規制するため、沿線での観戦をしないようお願いしている。

 97回を迎える東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は、関東学生陸上競技連盟加盟大学のうち、前年大会でシード権を獲得した上位10校と、10月の予選会を通過した10校、および関東学生連合を加えた合計21チームが出場する。東京・読売新聞社前~箱根・芦ノ湖間を往路5区間(107.5Km)、復路5区間(109.6Km)の合計10区間(217.1Km)で競う、学生長距離界最長の駅伝競走。毎年沿道には多くの観戦者が訪れ、声援を送っている。

 関東学生陸上競技連盟は新型コロナウイルス感染症対策として、応援・観戦はスタート・フィニッシュ地点および各中継所、コース沿道ではなく、テレビなどで行うようにお願いしている。大学関係者、OB・OG、同窓会組織などの卒業生、選手の家族についても、沿道での応援・観戦を遠慮してほしいとしている。なお、1月2日の芦ノ湖および1月3日の大手町での号外の配布、読売新聞社や報知新聞社の小旗の配布は行わない。

 箱根登山鉄道は駅伝当日、小田原中継所の最寄り駅「風祭駅」周辺の規制と迂回通行を実施し、箱根登山線沿線での観戦はしないよう呼びかけている。安全、安心に駅伝を開催するため、できる限り自宅での応援をお願いしている。

 前年の96回箱根駅伝で総合優勝に輝いた青山学院大学の校友会「箱根駅伝を応援する会」はWebサイトで、例年の沿道応援ではなく「お家でリモート熱烈応援 青学スタイルで」と掲載。中央大学は、選手を応援する「箱根駅伝応援パンフレット」を作成。今回は一般への配布は行わず、ダウンロードしてテレビやラジオでの観戦に活用してほしいという。

 第97回東京箱根間往復大学駅伝競走は2021年1月2日・3日各午前8時スタート。
《田中志実》

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