【大学入学共通テスト2021】第2日程、国語「やや易」河合塾

 2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの第2日程が2021年1月30日・31日に実施された。河合塾は1月30日より、第2日程の分析コメントを科目別に発表。第1日程と比較した出題分量や難易度などを分析し、Webサイトに掲載している。

教育・受験 高校生
【大学入学共通テスト2021】第2日程の分析…河合塾
  • 【大学入学共通テスト2021】第2日程の分析…河合塾
  • 河合塾「2021年度 大学入学共通テスト速報 第2日程(1月30日・31日)」
 2021年度(令和3年度)大学入学共通テストの第2日程が2021年1月30日・31日に実施された。河合塾は1月30日より、第2日程の分析コメントを科目別に発表。第1日程と比較した出題分量や難易度などを分析し、Webサイトに掲載している。

 2021年度は、第1日程の1月16日・17日のほか、新型コロナウイルス感染症対策に伴う学業の遅れを理由とした受験生、および第1日程の追試験のために1月30日・31日に第2日程を実施。2月13日・14日には、第2日程の追試験として特例追試験が行われる。

 河合塾が発表した分析コメントから、「国語」「英語」「数学」をピックアップして紹介する。全科目の分析コメントや設問別分析などは、河合塾のWebサイトから見ることができる。

国語


 第1日程よりもさらに、センター試験に近しい出題であった。現代文は、試行調査にみられたような新傾向の問題は出題されておらず、形式面ではセンター試験をほぼ踏襲していた。内容面では、これまでのセンター試験よりも深い思考力を問う問題となっているとは言い難い。古文は、第1日程と異なり2回実施された試行調査をそれほど踏まえた形式ではなかった。第1日程のような「異なる種類や分野の文章などを組み合わせた、複数の題材による問題を検討する」という、「大学入学共通テスト問題作成方針」に基づく出題ではなかった。漢文は、複数の文章にかかわる問題は出題されてはいるが、センター試験の問題と大きな差異はみられない。第1日程と比較した難易度はやや易。

英語(リーディング)


 形式は第1日程と同様で、大問数、マーク数、配点などはすべて第1日程と同じであった。また、第1日程と同様、第2問と第3問でイギリス英語が出題された。出題分量については、総語数は5,311語でほぼ第1日程並み。(第1日程は5,478語)。問題数・マーク数は第1日程と同じ。出題傾向分析では、第2問Aで、いわゆる「本文」がなく、3つの表だけを読み取らせる問題が出題された。これは試行調査にも第1日程にもなかった問題形式である。第6問Aの問3で、設問内で記事の要約を提示し、そこに設けられた空欄を埋めるという、第1日程でも見られなかった新傾向の問題が出題された。難易度は第1日程並み。

英語(リスニング)


 第1日程と同様に、読み上げ回数が第1問と第2問では2回、読み上げ語数や読み取るべき図表の多い第3問以降では1回で、出題形式が多岐にわたった。出題分量については、マーク数、配点は第1日程と同じ。読み上げられた英文の総語数は1,526語(第1日程では1,528語)。質問・選択肢の総語数は530語(第1日程では571語)。出題傾向分析では、センター試験では音声を正確に聴き取り、聴き取った情報を他の表現に言い換える力や、選択肢を素早く読み取り、情報を整理するスキルが求められていた。共通テストではこれらに加え、第1日程と同様、図表やワークシートなどを正しく読み取り、聴き取った情報と重ね合わせて判断する力が求められた。また、第2日程では計算が必要な問題が出題された。第1日程と比較した難易度はやや難。

数学I・数学A


 第1日程でも出題された日常の事象を題材とした問題に加え、コンピューター画面の問題、証明問題が出題された。第1日程よりもさらに試行調査に近しい出題であった。出題分量については、第2日程のデータの分析は文字を含む計算および数値計算が問われ、作業量が大きく増えた。さらに、確率でも計算量が増加したため、全体として分量が増えたと言える。出題傾向分析では、第1日程と同じく、2次関数の単元で日常の事象を題材とした問題が出題された。図形と計量は第1日程と似ている部分があったが、データの分析は計算中心にシフトした。数学Aでは、図形の性質で証明問題が出題されたことが第1日程との違いとしてあげられるが、他は難易度の差はあるものの大きな傾向の変化はなかった。第1日程と比較した難易度はやや難。

数学II・数学B


 第1問[2]、第2問[1]、第4問[2]は特に思考力を要する問題で、第1日程よりも深い思考力が必要な問題が増加した。第1日程と同様に会話形式の出題もあった。出題分量については、第1日程と比べると問題の文章量が少なくなり、選択肢を選ぶ問題が減ったがページ数は増加した。また、計算量が増加した。出題傾向分析では、第1日程と同様に作成方針に則った出題であった。近年のセンター試験と比べると、二次試験などでよく見かける問題と目新しい問題に二極化した印象がある。数列では「畳の敷き詰め方」のように日常生活の事象に即した出題もあった。第1日程と比較した難易度はやや難。
《奥山直美》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top