文部科学省は2021年1月29日、大学や専門学校などに向け、大学等における新型コロナウイルス感染拡大を防止するための取組みの徹底について学生や教職員への周知と対応を求める通知を出した。これからの時期に開催を控える卒業式や入学式、それに伴う懇親会などについても改めて注意を呼びかけている。 1月20日時点の新型コロナウイルス陽性者を年齢別に見ると20代がもっとも多く、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の提言においても「比較的軽症または無症状の若い年齢層が気付かずに家庭や高齢者施設に感染を広げ、結果として重症者や死亡者が増加するおもな要因のひとつとなっている」とし、「この年齢層の一部にメッセージが伝わりにくく、十分な行動変容に繋がらなかった」ことが指摘されている。文部科学省ではこうした状況を受け、各大学等における感染対策や学生および教職員への注意喚起について、留意したい事項を改めて整理した周知文書を通知した。リシードで全文を読む