【クレーム対応Q&A】クラス全員の前で叱られた

 クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまなクレームに対応する際のポイントを聞いた。第21回は「クラス全員の前で叱られた。会社だったらパワハラではないか」。

教育・受験 先生
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 学校に寄せられるさまざまなクレーム。保護者や地域からのクレームに先生はどのように対応するのが良いだろうか?クラス担任として豊富な経験がある鈴木邦明氏に、学校へ寄せられるさまざまなクレームに対応する際のポイントを聞いた。第21回は「クラス全員の前で叱られた。会社だったらパワハラではないか」。

教師はパワハラ的な指導をしてしまう可能性がある


 教師はいくら指導力の高い人でもパワハラ的な指導をしてしまう可能性があります。文科省は、教師に「懲戒権がある」ことを認めています。「懲戒権」とは、学校教育法第11条に規定されているもので、肉体的苦痛を伴わない範囲で「授業中に教室内に起立させる」「放課後等に教室に残留させる」「学習課題や清掃活動を課す」「立ち歩きの多い児童生徒を叱って席につかせる」などを教師が子どもにさせることです。そのことによって教育的な効果があるとされる場合に限ってのことです。

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《鈴木邦明》

鈴木邦明

帝京平成大学 人文社会学部児童学科 准教授。1971年神奈川県平塚市生まれ。1995年東京学芸大学教育学部卒業。2017年放送大学大学院文化科学研究科修了。神奈川県横浜市と埼玉県深谷市の公立小学校に計22年間勤務。2018年からは帝京平成大学において教員養成に携わっている。「学校と家庭をつなぐ」をテーマに保護者向けにも積極的に情報を発信している。

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