内定保有は3割、1割は就活終了…2022年卒ブンナビ学生調査

 文化放送キャリアパートナーズは2021年4月12日、2022年卒業予定の学生を対象とした「2022年卒ブンナビ学生調査」の調査結果を発表した。内々定保有は3人に1人で、1割がすでに活動終了していた。

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 文化放送キャリアパートナーズは2021年4月12日、2022年卒業予定の学生を対象とした「2022年卒ブンナビ学生調査」の調査結果を発表した。内々定保有は3人に1人で、1割がすでに活動終了していた。

 ブンナビ(文化放送就職ナビ)は、9,000社以上の企業と、大学生・大学院生が集う就職サイト。調査は、2022年春就職希望の「ブンナビ」会員大学生・大学院生を対象とし、3月16日~3月25日にWebアンケートを実施。有効回答数は308件。これまでもらった内々定の数を聞くと、「1社以上」33.4%と前回比(3月上旬調査)9.6ポイント増となった。現在の就職活動状況では、「まだ内定をもらっていないので、就職活動継続」67.9%、「現在の内定先に不満は無いが、就職活動を続ける」15.7%、「現在の内定先は不満なので、就職活動を続ける」5.9%。中には「就職活動終了した」と回答した人が10.5%いた。

 会社説明会・企業セミナーのプログラムで期待することを聞くと(複数選択)、「社員との交流」62.0%がもっとも多い結果となった。ついで、「質疑応答」51.1%、「若手社員の講演」34.1%など。会社説明会・企業セミナーで話を聞いてもっとも参考になると思うのはだれかを聞くと、「20~30代の現場でもっとも活躍している社員」45.6%がもっとも多く、ついで「入社2~3年目の若手社員」26.9%、「40~50代の部門責任者」8.9%。

 学内セミナーについての不満・コメントでは、「開催が遅かった」「セミナー開催が割と急」「もっと早くから告知をしてほしい」「みんなが当たり前に知っている話から始まるので、もっと詳しい知らない話をメインに聞きたい」「企業説明の内容が他での説明会と同じなので、説明会というより質問会を設けて対話する時間を増やして欲しい」などがあった。

 そのほか、「東京五輪を開催してほしいか」については、「開催してほしい」50.8%、「開催してほしくない」49.2%と、ほぼ半々で意見の分かれる結果となった。開催してほしい理由として、「経済が回らなければ自分が社会人になった時に不景気になりそうだから」「オリンピックにむけて練習を重ねてきた選手たちの活躍の場が必要だと思う」「英語のボランティアとして海外の方との交流の経験をつむ予定であったため」など。

 一方、開催してほしくない理由として、「現状を考えると観光などの面での経済効果は疑問視せざるをえないため」「大学にも通えていないのにオリンピック開催は疑問を感じる」「コロナの被害がさらに深刻化する可能性があるから」「就職活動に専念するためにボランティアを辞退したので」などがあった。アンケートの概要・設問はWebサイトで確認できる。
《田中志実》

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