2022年卒就職人気企業ランキング、IT・通信系が上昇

 リーディングマークは2021年4月28日、最上位校生の「2022年卒就職人気企業ランキング」の上位100社を発表した。直近3年間では、ランキング上位5位を5大総合商社が独占していたが、今回のランキングでは5位に「サントリーホールディングス」がランクインした。

教育・受験 大学生
「2022年卒就職人気企業ランキング」1~50位
  • 「2022年卒就職人気企業ランキング」1~50位
  • 「2022年卒就職人気企業ランキング」51~100位
  • 「2022年卒大学別就職人気企業ランキング」1~30位(左:東京大学、右:京都大学)
  • 「2022年卒大学別就職人気企業ランキング」1~30位(左:早稲田大学、右:慶應義塾大学)
 リーディングマークは2021年4月28日、最上位校生の「2022年卒就職人気企業ランキング」の上位100社を発表した。直近3年間では、ランキング上位5位を5大総合商社が独占していたが、今回のランキングでは5位に「サントリーホールディングス」がランクインした。

 「2022年卒就職人気企業ランキング」は、リーディングマークが最上位校(東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学、東京工業大学、一橋大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学)12大学の2022年卒業予定の学生を対象に実施した調査結果を集計したもの。調査では、リーディングマークがリストアップした約400社より学生1人につき第1志望企業群(5社)を選定してもらった。2021年2月22日から3月16日に調査を行い、2,146名の有効回答を得た。

 直近3年間では、ランキング上位5位を「三菱商事」「三井物産」「伊藤忠商事」「住友商事」「丸紅」の5大総合商社が独占し続けたが、前年5位の「丸紅」が7位へランクダウン。前年9位の「サントリーホールディングス」が5位、前年20位の「三井住友銀行」が過去最高の6位にランクインした。リーディングマークは、就職活動の長期化も相まり、学生の企業選択の取捨選択が進み、人気が分散化したことが大きな要因と分析している。

 このほか、IT/通信企業が軒並み順位を上げており、前年17位の「楽天」が14位、前年30位の「NTTデータ」が19位、前年68位の「NTTドコモ」が44位にランクイン。また、「サントリーホールディングス」や25位の「キリンホールディングス」(前年123位)等、toCメーカーで順位を伸ばしている企業が増えたほか、9位の「旭化成」(前年22位)、16位の「凸版印刷」(前年36位)等のtoBメーカーも順位を上げている。

 大学別ランキングをみると、東大生のランキングでは楽天が7位、外務省が24位にランクイン、京大生のランキングではNTTドコモ、KDDIが30位以内にランクイン、早大生、慶應生のランキングでは、広告、損害保険が上位にランクインしている等、全体結果と若干の違いがみられた。

◆2022年卒就職人気企業ランキング TOP10
1位:三菱商事
2位:三井物産
3位:伊藤忠商事
4位:住友商事
5位:サントリーホールディングス
6位:三井住友銀行
7位:丸紅
8位:JR東海
9位:旭化成
10位:野村総合研究所
《桑田あや》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top