千葉県は2021年5月21日、令和2年度(2020年度)青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)の実施結果について発表した。特に問題のある書き込み発見件数は184件で、そのうち「暴力・問題行動」が58件だった。 千葉県では、青少年がインターネット上のトラブルに巻き込まれることを未然に防止するため、青少年ネット被害防止対策事業(ネットパトロール)を実施している。2020年度は、県内すべての中学校、高等学校、特別支援学校等625校と、小学校120校(県内小学校から毎月10校を抽出)を対象に、児童生徒が行っているSNS等について検索・監視を行った。 問題のある書き込み人数の総数は1,014人。性別でみると男子が536人、女子が444人、不明が34人。学年別では、高校3年生235人、高校2年生212人、高校1年生163人となった。 書き込み人数の総数のうち、特に問題がある書き込み人数は142人。前年度(2020年度)と比較すると100人増加したが、全体の傾向としては2013年度以降、減少してきている。 特に問題のある書き込み件数は184件。そのうちもっとも件数が多かったのは、「暴力・問題行動」58件。ついで、「他人の個人情報の公開」55件、「個人を特定した誹謗・中傷」50件、「わいせつ表現」9件、「少年の刑事事件、自殺に係るもの等」8件、「自身の個人情報の詳細な公開」4件。前年度に比べ、自分自身の個人情報の公開に関する発見件数は減少しているが、他人の個人情報の公開や、いじめにつながる個人を特定した誹謗・中傷、拡散(炎上)事案につながる暴力・問題行動等の発見件数は増加している。 千葉県では、特に問題のある書き込みを発見した場合、教育委員会等に連絡し、削除を含めた生徒への指導を依頼。また、事件性・緊急性の高いものについては、学校、教育委員会、警察等の関係機関と早急に対応する。2021年度は、生徒間でよく使われる学校名の略称や文化祭などの行事名をキーワードとして活用した調査を行う等、さらなる充実を図り、問題のある書き込みの早期発見・早期対応に取り組んでいくとしている。
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