GPE、世界教育サミットに向けて英国とケニアの学校を訪問

 教育課題に特化した国際基金「GPE(Global Partnership for Education/教育のためのグローバル・パートナーシップ)」は、2021年7月28日・29日(現地時間)にロンドンで開催される世界教育サミットに向けて、英国とケニアの学校訪問を実施した。

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当日のようす(Andrew Parsons No 10 Downing Street)
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 教育課題に特化した国際基金「GPE(Global Partnership for Education/教育のためのグローバル・パートナーシップ)」は、2021年7月28日・29日(現地時間)にロンドンで開催される世界教育サミットに向けて、英国とケニアの学校訪問を実施した。

 GPEは、2002年に世界銀行が主導して設立された世界で唯一の教育課題に特化した国際基金。すべての子供たちに、公平で質の高い教育を提供することを目指している。

 SDGs(持続可能な開発目標)の1つとして、目標4「質の高い教育をみんなに」が掲げられている。GPEは、世界で学校に通うことができない子供たちの80%以上が居住している、最大90の低所得国や地域の教育制度の変革を目指す「Raise Your Hand」キャンペーンに取り組んでいる。

 キャンペーンは、7月28日・29日(現地時間)にロンドンで開催される世界教育サミット「Global Education Summit」に向け、あらためて世界中に教育支援を呼びかけている。GPEは、2021年から2025年までの期間に最低で約50億米ドル(約5,400億円)の増資を目指しており、日本も重要な資金援助国の1つ。サミットでは各国政府から今後5年間のGPEへの拠出金額が発表される。

 サミット開催に先駆けて、ボリス・ジョンソン英国首相とジュリア・ギラードGPE理事会議長が英国の教室を訪問し、ナイロビの学校を訪問していたケニアのウフル・ケニヤッタ大統領と交流するイベントを実施。イベントでは、「世界的な教育危機」と「女子教育」についての認識を高め、2026年までにさらに4,000万人以上の女子を学校に通わせ、10歳または小学校卒業までに、さらに2,000万人以上の女子が読解力を身に付けるというG7の新しい目標を再確認した。

 また、日本を含む各国のG7外務・開発大臣は、GPEを通じた者を含めて資金的および技術的な資源を動員することにコミットし、教員に対する支出を守るために各国政府と協力することを約束した。

 今回の学校訪問でボリス・ジョンソン英国首相は、5,500万ポンドの新プログラム「What Works Hub for Global Education」を発表。新たな研究を通じて低所得国の教育改革を支援することを明らかにした。また、女子教育の目標達成に必要なステップを定めた「Girls’ Education Action Plan」も発表している。

 ボリス・ジョンソン英国首相は、「私は、G7議長国として、リーダーたちが少女たちに投資し、世界中の子どもたちの生活の可能性を高めるために活動していきます」とコメント。ジュリア・ギラードGPE理事会議長は、「世界がパンデミックから立ち直るとき、すべての女子と男子に質の高い教育を受ける機会を確保することは、より持続可能で平和で強靭な未来のためにできる唯一の投資です。英国とケニアが共催する本年7月の『Global Education Summit』は、GPEに十分な資金を提供し、教育システムをより公平で効果的なものに変革するための重要な機会です」と述べている。

◆「Raise Your Hand」キャンペーン動画
《外岡紘代》

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