親の働く姿を見た子、働くことに前向きに…コロナで機会増

 親の働く姿を見たことがある子供は、将来なりたい職業があり、将来働くことが楽しみと感じている割合が高いことが、アイデムの調査で明らかになった。親の働くようすが子供にも伝わることで、ポジティブな将来イメージを抱かせていると考えられる。

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父親の働く姿を見たことがあるか
  • 父親の働く姿を見たことがあるか
  • 在宅勤務状況別:父親の働く姿を見たことがあるか
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  • 父親の働く姿を見たことがあるか別:将来働くことを楽しみに感じているか
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 親の働く姿を見たことがある子供は、将来なりたい職業があり、将来働くことが楽しみと感じている割合が高いことが、アイデムの調査で明らかになった。親の働くようすが子供にも伝わることで、ポジティブな将来イメージを抱かせていると考えられる。

 「子供のキャリア観と親の働く姿に関する調査」は、2021年4月23日~25日、小学校5年生または6年生の子供をもつ男女1,000名を対象に、親の働く姿が子供のキャリア観にどのように影響しているのか調べるために実施した。

 子供に父親の働く姿を見たことがあるかを聞いたところ、「おもに外や職場等で見たことがある」が19.2%、「おもに自宅で見たことがある」が22.3%と、「見たことがある」とする子供は41.5%だった。前回の2018年調査では「見たことがある」は33.8%で、今回調査のほうが7.7ポイント高くなった。

 在宅勤務状況別にみると、「在宅勤務あり」の父親の子供では「おもに外や職場等で見たことがある」が15.2%、「おもに自宅で見たことがある」が41.5%と、「見たことがある」とする回答が56.7%だった。一方、「在宅勤務なし」の父親の子供の場合、「見たことがある」は28.1%にとどまり、コロナ禍の影響で在宅勤務が増えたことが、働く姿を見る機会を増やしたと考えられる。

 母親の働く姿を見たことがあるかを聞いたところ、「おもに外や職場等で見たことがある」が20.5%、「おもに自宅で見たことがある」が29.1%と、「見たことがある」子供は49.6%だった。

 2018年調査と比較すると、母親については大きな変化はないものの、「在宅勤務あり」の母親の子供では「おもに外や職場等で見たことがある」が27.2%、「おもに自宅で見たことがある」が43.0%で、あわせて70.2%が「見たことがある」と回答した。一方、「在宅勤務なし」の母親の子供の場合、「見たことがある」は36.2%となり、在宅勤務の有無によって、34.0ポイントの開きが出ていた。

 子供に、将来働くことを楽しみに感じているかを聞いたところ、「楽しみ」16.6%、「どちらかと言えば楽しみ」53.1%で、合わせて69.7%が「楽しみ」と答えた。

 働く姿を見たかの質問との関係をみると、父親の働く姿を「見たことがある」子供は「楽しみ」とする回答が73.8%、母親の働く姿を「見たことがある」子供は「楽しみ」が75.5%となり、それぞれ親の働く姿を「見たことがない」子供よりも高くなった。

 また、子供に将来なりたい職業があるかとの質問では、「ある」は35.2%で、2018年調査の48.6%より13.4ポイント下がった。子供の性別でみると、女子のほうが「ある」と回答した割合が若干高かった。

 働く姿を見たかの質問との関係をみると、父親または母親の働く姿を「見たことがある」家庭の子供は、将来なりたい職業が「ある」と回答した割合がそれぞれ4割程度となり、「見たことがない」家庭の子供の約3割と比べ、1割前後上回った。

 調査では、家族そろっての食事回数や子供との会話時間、家庭で行っているキャリア教育等も調べており、調査結果は「アイデム人と仕事研究所」Webサイトにて確認できる。
《勝田綾》

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