シャープ、電子辞書「Brain」5機種発売…深掘りできる新機能「探究検索」搭載

 シャープは2022年1月13日、カラー電子辞書「Brain(ブレーン)」の「高校生モデル」2機種<PW-S2/PW-H2>、「大学生・ビジネスモデル」<PW-B2>、「中学生モデル」<PW-J2>、「生活・教養モデル」<PW-A2>の計5機種を発表した。

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電子辞書「Brain」5機種発売
  • 電子辞書「Brain」5機種発売
  • 縦型スタイルでコンパクトなデザイン。辞書事典以外にも多数の英語学習コンテンツを収録しており、英検対策にも活用できる
  • 文部科学省策定の「新学習指導要領」で2022年度より高校で必修単位となる「総合的な探究の時間」に役立つ「探究学習」メニューを「高校生モデル」<PW-S2/PW-H2>と「中学生モデル」</PW-J2>に追加
 シャープは2022年1月13日、カラー電子辞書「Brain(ブレーン)」の「高校生モデル」2機種<PW-S2/PW-H2>、「大学生・ビジネスモデル」<PW-B2>、「中学生モデル」<PW-J2>、「生活・教養モデル」<PW-A2>の計5機種を発表した。「新学習指導要領」に対応した「探究学習」メニューの新搭載、電子辞書初収録の事典の追加、リチウムイオン電池の継続採用が今回の新モデルの特長。

 特長の1つ目としてあげられるのは、文部科学省策定の「新学習指導要領」で2022年度より高校で必修単位となる「総合的な探究の時間」に役立つ「探究学習」メニューを「高校生モデル」<PW-S2/PW-H2>と「中学生モデル」<PW-J2>に追加した点。見出し語だけでなく説明文中の言葉も検索でき、幅広く情報を収集することが可能で、言葉の意味や関連情報を深掘りできる「探究検索」を搭載している。他にも「情報収集」「レポート/発表」に役立つコンテンツを集め、自ら学び、考える力を付ける学習に活用できるよう工夫されている。

 2つ目は、最新事典の追加収録。「高校生モデル」<PW-S2/PW-H2>には、単語の意味を語源と関連付けて理解したり、ネイティブの感覚をイメージ図で把握したりできる工夫が盛り込まれた「コンパスローズ英和辞典」を電子辞書初収録。その他、言葉の本質をとらえた語釈と適切な用例を掲載した「新明解国語辞典 第八版」や、言葉の適切な使い方と誤用を詳しく解説した「明鏡国語辞典 第三版」等、多くの学校で推薦される豊富なコンテンツを収録している。

 3つ目は、連続表示約140時間、満充電1回の電気代約0.5円(目安)と、便利で繰り返し使えるリチウムイオン充電池の継続採用。2021年9月に同社が実施したBrain(ブレーン)」を使用している16~19歳の学生538名へのスマートフォンリサーチによると、約85%が月に3回以下の充電頻度だという。

 2022年1月12日に行われたオンライン記者発表会の資料によると、コロナ禍による一斉休校や販売会の中止等による影響から電子辞書の業界出荷台数はコロナ前の約100万台(年)から約66万台まで減少。しかしながら、高校新入学生数は2031年まで100万人を超える見通しであり、2022年以降はWithコロナ生活が定着し需要回復が期待されるとしている。

 GIGAスクール構想により一気に全国の小中学校での1人1台端末整備が進んだが、自治体や学校によって活用頻度や内容にばらつきがあり環境整備に課題が残っている状況だ。小中学校で端末を日々の学習ツールとして使いこなした後の、高等学校での環境整備強化が急務となっている今、英語4技能学習や探究学習等に活用できるコンテンツが充実している「Brain(ブレーン)」は、学習におけるデジタル活用の過渡期にある中高生たちの日々の学習の良いパートナーツールとなりそうだ。

 豊富なコンテンツとスタイリッシュなデザイン、縦型学習スタイルで隙間時間を有効に活用できる学習機としてこだわりの使いやすさを追求してきた「Brain(ブレーン)」。「高校生モデル」2機種<PW-S2/PW-H2>と「大学生・ビジネスモデル」<PW-B2>は2022年1月27日、「中学生モデル」<PW-J2>と「生活・教養モデル」<PW-A2>は、2022年2月10日発売予定。オープン価格。
《田口さとみ》

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