1/3の親子が子供の性格の認識ですれ違い…親子5,408組調査

 トワールは、親子5,408組のビッグデータを分析、子供の性格についての親子間の認識のギャップの有無や量を明らかにした。繊細さや気にしやすさ・ストレスの受けやすさ等を示す「情緒安定性」が、5つの性格特性の中で保護者の把握が最も難しいという結果となった。

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子供の性格についての親子間の認識のギャップについての調査を実施
  • 子供の性格についての親子間の認識のギャップについての調査を実施
  • 協調性・外向性・情緒安定性・勤勉性・知的好奇心についての親子間で認識のギャップ

 トワールは、親子5,408組のビッグデータを分析、子供の性格についての親子間の認識のギャップの有無や量を明らかにした。繊細さや気にしやすさ・ストレスの受けやすさ等を示す「情緒安定性」が、5つの性格特性の中で保護者の把握がもっとも難しいという結果となった。

 トワールでは、協調性・外向性・情緒安定性・勤勉性・知的好奇心の5つの性格特性を非認知能力(Big Five)に基づいて測定し、個々に合った指導方法を提案するWebサービス「NOCC教育検査」を教育機関に提供している。子供への接し方に悩む保護者や子供の家庭でのようすや考え方を把握しづらい教職員が、科学的根拠のある知見を参考に子供についての理解度をふり返って捉え方を広げるきっかけづくりができればと、これまでに「NOCC教育検査」を受検した親子の性格特性(非認知能力)のビッグデータを自社研究チームで分析して、捉え方に関するギャップの有無とその量を調査した。調査対象は5,408組の親子で、親子の内訳は、小学生3,021組、中学生1,847組、高校生521組、大学生19組、また、組合せの内訳は、父・息子539組、父・娘371組、母・息子2,429組、母・娘2,069組。

 調査の結果、親子全体の3分の1では5つの性格特性のうち「情緒安定性」の認識のギャップの平均値が一番高く、保護者が正しく把握することがもっとも難しいということが明らかになった。さらに、同社分析チームによる別の分析では、保護者が子供の「情緒安定性」を過小評価している場合、そのギャップの大きさに比例してストレスや、学校や塾等でのテストに対する不安が大きくなり、学習への動機や学力への満足度が低くなるという結果も出ている。この差に保護者や教員が気づくこと、そしてそれらの補填を心がけることで子供の精神的負担を減らして、学習に向かう気持ちを高めることが重要だと考察している。

 「情緒安定性」については、トワールで実施した8万人以上分のデータ分析によれば、10歳以降で年齢を重ねるごとに高くなり精神的に安定していく傾向があることがわかっており、他の特性と比べて子供と大人のギャップが生じやすいと同社は推察している。

《増田有紀》

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