子供たちの成長に合わせた楽しいレッスンで英語を好きになる…ヤマハ英語教室

 イード・アワード2021「子ども英語教室」未就学児の部において「ヤマハ英語教室」が2年連続の最優秀賞を受賞。同教室の特長や取組み、今後の展望などをヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏に聞いた。

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ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏
  • ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏
  • ヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏
  • 4・5歳児コースのレッスン風景
  • 4・5歳児コースの教材
  • 2歳児コースのレッスン風景
 イード・アワード2021「子ども英語教室」未就学児の部において「ヤマハ英語教室」が2年連続の最優秀賞を受賞した。小学校の英語必修化により、未就学児から小学校低学年における英語教育への注目が高まる中、同教室の特長や取組み、今後の展望などをヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏に聞いた。

「通っていて良かった」という安心感を



--イード・アワード2021「子ども英語教室」未就学児の部で2年連続となる「最優秀賞」、また同時に「先生がよい英語教室」、「コスパのよい英語教室」、「ブランド信頼度の高い英語教室」の各部門賞を獲得されました。受賞の感想をお聞かせください。

 2020年に引き続き、素晴らしい賞を受賞でき嬉しく思います。全国に数多くのさまざまな子供向け英語教室がある中で、こうした評価をいただけたのはとてもありがたく感じています。また、今年度も先生が良いという評価をいただいたのは、やはり講師が日々努力をしながら子供たちのレッスンを進めたことで、保護者の皆さまにもご理解をいただいた結果だと思います。

 今回、「コスパのよい英語教室」、「ブランド信頼度の高い英語教室」という部門賞もいただきました。これはやはり月謝に見合ったレッスンができていると評価をいただけたものととらえております。それと同時に、講師をはじめ各教室の受付などひとりひとりのスタッフが、日々お客さまときちんと向き合って英語教室の良さをあらためて伝え、支えてくれたことが受賞につながったと感じています。本当にありがとうございます。

--最優秀賞の受賞で、保護者から寄せられた声はありましたか。

 受賞後は講師を通じ、保護者の方々からの声の報告がありました。受賞をきっかけに「通っていて良かったという安心感につながっている」という声が多く、とても嬉しく感じています。

 未就学児の部門での受賞でしたが、現在、ヤマハ英語教室では小学生の方も多く通われています。受賞後は、今まで他の教室に通っていたがヤマハに変えてからレッスンを楽しみにしている、最初からヤマハに通っておけば良かったというお話も耳にするようになりました。

子供の成長に合った「適期教育」が最大の特長



--あらためてヤマハ英語教室の特長などを教えてください。

 私たちは基本的にグループレッスンで開講していますが、幼児期に関しては「楽しむ」ことを重視しています。ヤマハならではのレッスンとしては、特に幼児については、オリジナルの音楽に合わせて実際に身体を使いながら、英語のリズムやイントネーションを染み込ませていきます。

 小さいお子さまは何の先入観もなく、いろいろなものを吸収できます。そのため伸びる力を伸びる時期に最適なアプローチで伸ばすという「適期教育」をベースとしています。

 特に低年齢のお子さまは、年齢によって「できる」内容は大きく異なってきます。そうしたお子さまに、その年齢でできることを上回るような過度な目標を立ててもあまり意味がありません。その子供、その年代にあった習得できるものを、こちらが提示して子供たちへの定着を図ることが望ましく、ヤマハがもっとも大事にしているところです。

 また、35年前にヤマハ英語教室がスタートした当時の一般的な英語教育は、文法や読み書き中心でしたが、そうした中でも「聞く、話す、読む、書く」という母語を習得するプロセスをできるだけレッスンの中で実践してきたのも、特長のひとつでしょう。

4・5歳児コースのレッスン風景

--部門賞「先生がよい英語教室」を前回と今回の2度連続で受賞されたことでも明らかなように、講師の質が高いことが評価されています。

 講師のTOEICのスコア取得などの語学力に関する自己啓発や、指導者としてのスキルアップはベースにありますが、もっとも評価されているのは、やはり先ほどから申し上げている「適期教育」の考え方にもとづく指導だと思います。

 ヤマハ英語教室では、新しく講師になる際に各種の資料を提示しています。その資料の中で子供たちの成長、たとえばこの時期はこんなことができるようになる、こういうことが楽しい時期だといった精神的・身体的な発育や成長のようすから、どんな時期にどのようなレッスンをすれば良いのかを丁寧に伝えています。その際に他の英語教室からヤマハ英語教室に移られてきた方が、「自分自身で感覚的にやってきたことがなぜこうなのかが腑に落ちた」と言っていたこともありました。

 このように講師たちは、「適期教育」を深く意識して取り組んでいます。適期教育の考え方や理念自体に、共感してくれているからこそと考えています。

コミュニケーションを軸にしたグループレッスン



--グループレッスンを軸にしている理由を教えてください。

 たとえば1対1で子供たちが会話しようとしたら、話題はその子供の身近な生活環境や体験に限定されてしまうでしょう。そこを複数の子供たちが集まって話すことで、会話の幅も広くなり奥行きや深みも出てきます。

 英会話はコミュニケーションです。自分の言葉でコミュニケーションを取ろうとしたときに、想像できないことをテーマに設定して練習しても、身に付けるのは難しいのです。一方、同年齢の子供たちのグループレッスンでは、身近な話題でコミュニケーションできますし、自分が発言していなくてもお友達の発言を聞くことができ、「あ、こういう言い方ができるんだ」という気づきにもつながります。仮に会話が少し苦手な子がいても、そこで子供同士で教え合ったり、会話をやりとりしたりといった機会もできます。「自分はもっとこういうふうにできたら良かった」とか「もっと家庭学習をやろう」といったようなポジティブな動機づけになる可能性もあり、さらに力を伸ばすこともできます。

4・5歳児コースの教材

 また、講師と生徒の1対1のレッスンでは講師が提示するものには限りがあります。複数の子供たちからさまざまな反応が出てくれば、講師の気づきも生まれ、提示するものの幅も出てきます。

 一例をあげると、小学生のコースで、たまたま学年が異なる子供たちが一緒になったレッスンで、ある学年の子たちのクラスに1つ下の学年の子が加わったことがありました。上の学年の子たちは、おそらく「自分たちがしっかりしなきゃ」と思ったのでしょう。率先していろいろと話そう、下の子に教えてあげられるぐらい頑張ろうというようすが見えました。学年が上がれば上がるほど、自分の視野や関心のポイントもより実社会に近づいていき、他の子たちとも一緒に吸収しようとする傾向が出てきます。特に小学生のコースでそうした傾向を、レッスン内で発見できたのは収穫だったと感じています。

 今、市場にはさまざまなオンラインレッスンのサービスが登場していますが、私たちはやはりリアルな場でフェイス・トゥ・フェイスで行われるレッスンを大切にしています。子供たちが五感でさまざまなことを感じとり習得していく場がもっとも望ましいと考えているのです。コミュニケーションは距離感によって声の大きさや伝え方も変わるものですので、リアルな空間でのやりとりが語学学習には必須ではないかと思います。

 他者から刺激を受けつつ、楽しむことをメインにして英語を好きになることが、グループレッスンの最大の利点です。学齢が上になってくると、いろんな子供たちがいる中で、さらにリーダーシップなども含め自立的に成長した姿も見えるのかもしれません。

 また、ヤマハ英語教室では、幼児期のお子さまと保護者が一緒に参加することが大きな成果につながると考えています。親が関心を示したものに対して子供も関心をもつものです。レッスンに一緒に参加して保護者が楽しむ姿勢を見せることで、お子さまが英語を学ぶ意味そのものを感じることもできると思いますし、保護者もレッスンを参考に日常生活に英語を取り入れることもできます。子供たち、保護者双方にとって、ハッピーな状態になると思います。幼児期は、ぜひ保護者の方も、子供たちと一緒にレッスンに参加してほしいと思います。

2歳児コースのレッスン風景

--コロナ禍による教室運営への影響はありましたか。

 2021年に限って言えば、8月末から夏休みの延長といった話がありましたが、前年のような一斉休校にはならなかったので、幸いレッスン自体は教室で実施できました。ただ早くコロナの影響がなくなれば良いと日々、祈るばかりです。

 オンラインレッスンの実施については検討していますが、レッスンを教室でできるのであれば、やはりグループレッスンを対面式で行うことが最適だと考えています。2020年の3か月ほどの休みのあとに教室を再開した際、生徒さんや保護者の方から「やっぱり教室で友達に会えて良かった」、「先生に会えて良かった」といった声もいただいたので、教室に通ってレッスンを受けることがベストだと改めて感じました。

 また、今ではどこも通常対応となっているとは思うのですが、受付での検温や手指消毒、定期的な清掃や消毒作業は継続して行い、パーテーションなどを使う場合もあります。レッスン時の基本は、講師も不織布マスクを着用し、感染防止を最優先にしています。

英語を好きになるように



--ヤマハ英語教室の今後の展望をお聞かせください。

 基本的には教室でのフェイス・トゥ・フェイスでのグループレッスンがもっとも学習成果が上がると考えていますが、幼児のいるご家庭では共働きの方も非常に多く、子供たちと一緒に教室に通おうにもいろいろと制約される場合もあります。保護者の方たちの在宅勤務が増えれば、参加しやすくなる可能性もあるかもしれませんが、これに対しての私たちの具体的な対策は模索中です。

 オンラインレッスンは成果の実感がなかなか得られにくいとも聞きます。特に幼児の場合は、オンライン上のやりとりは難しいと思いますが、これからも今後の課題として継続的に検討していきます。新型コロナウイルスの感染状況次第ではありますが、子供たちの置かれている環境に配慮したうえで、感染対策を徹底し、教室に通う心理的ハードルを少しでも下げたいと考えています。

 今は、さまざまなツールが増えてきています。今後、レッスンで使用する教材に反映されていけば、家庭学習への広がりも出てくるのではないかと考えています。また、小学校での英語の教科化の影響を大きく感じますので、小学生コースにもさらに注力していきたいと思ってます。

オンラインでインタビューを受けるヤマハミュージックジャパン英語教室事業推進部部長の鈴木龍彦氏

--ありがとうございました。

 ヤマハ英語教室では、お子さまとともにレッスンに参加した保護者から「自分も勉強になった」「英語に対しての接し方が変わった」「子供と一緒に参加することで、自分自身も楽しく英語に触れられ、話せるようになりそう」という声もあるという。コミュニケーションの手段としての英語を学ぶ機会として、子供たち主体のグループレッスンを提供するヤマハ英語教室の「楽しく英語に触れる」姿勢は、英語を身に付けるうえでの大前提なのではないだろうか。
《佐久間武》

佐久間武

早稲田大学教育学部卒。金融・公共マーケティングやEdTech、電子書籍のプロデュースなどを経て、2016年より「ReseMom」で教育ライターとして取材、執筆。中学から大学までの学習相談をはじめ社会人向け教育研修等の教育関連企画のコンサルやコーディネーターとしても活動中。

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