マイナビは2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した「マイナビ 2023年卒大学生 活動実態調査（3月1日）」の結果を発表した。2023年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は前年比5.1ポイント増の15.1％。学生の企業選択のポイントは「安定性」が最多となった。 調査は、2023年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生を対象に、2022年3月1日～3月3日にマイナビ2023の会員に対するWebアンケートを実施。有効回答数は、5,769名（文系男子1,046名 理系男子711名 文系女子3,008名 理系女子1,004名）。 2023年卒業予定の大学生・大学院生の3月1～3日時点での内々定率は15.1％（前年比5.1ポイント増）、平均内々定保有社数は1.5社（前年比0.1社増）であった。企業の採用意欲が高まり、3月1日の広報活動開始と同時に選考・内々定出しを行う企業が多いこと等が背景にあると考えられる。なお全体の8割を超える未内々定の学生は現在「エントリーシート提出」や「エントリー（プレエントリー含む）」に注力しており、大多数の学生はこれから就職活動を本格的にスタートさせていく予定であることがうかがえる。 「就職先として企業を選ぶ際のポイント」でもっとも多かったのは、「安定性がある」で66.8％だった。「社風や働く社員が良い・良さそう」「福利厚生が充実している」「待遇面（給与、休日休暇制度含む）が良い」の割合も過半数を超えた。社風や社員の雰囲気等のソフト面、福利厚生・待遇等のハード面の両方で、就職先が安心して働くことができる環境かどうかを重要視しているようだ。 ガクチカ（学生時代に力を入れたこと）について「どのようなポイントをアピールできそうか」を聞いたところ、「アルバイト経験」「学業・研究活動・ゼミ活動」が上位にあがった。一方「どのようなポイントにガクチカ（のエピソードとして）不足を感じているか」を聞くと、「ボランティア活動」「海外留学」が上位となった。アンケート結果の詳細は、マイナビのWebサイトに掲載している。
