保育所等328か所休園、4週間ぶり増…厚労省

 厚生労働省は2022年4月4日、新型コロナウイルスによる保育所や認定こども園等の休園状況を発表した。全面休園している保育所等は3月31日時点で、30都道府県の328か所にのぼり、4週間ぶりに増加に転じた。

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全国の新型コロナウイルス感染者数と保育所の臨時休園数の推移
  • 全国の新型コロナウイルス感染者数と保育所の臨時休園数の推移
  • 保育所等における新型コロナウイルスによる休園等の状況
 厚生労働省は2022年4月4日、新型コロナウイルスによる保育所や認定こども園等の休園状況を発表した。全面休園している保育所等は3月31日時点で、30都道府県の328か所にのぼり、4週間ぶりに増加に転じた。

 保育所等に感染者が出たり休園したりすることになった場合、市区町村から国に対して報告することになっており、厚生労働省は、その報告に基づいて集計した。保育所等とは、認可保育所、保育所型認定こども園、地域型保育事業所、へき地保育所をさす。なお、集計結果には、園内で感染者が出たことによる全面休園の他、感染者が出ていないが施設で濃厚接触者が出ているため休園している施設も含む。

 3月31日午後2時時点で、全面休園している保育所等がある地域は、北海道、青森県、秋田県、山形県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、長野県、愛知県、三重県、滋賀県、大阪府、奈良県、島根県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、沖縄県の30都道府県。全面休園している保育所等は328か所にのぼり、3月3日の715か所、3月10日の513か所、3月17日の427か所、3月24日の270か所から4週間ぶりに増加に転じた。

 これまで感染者が発生した保育所等の数は2万658か所、感染者数は職員3万8,888人、利用乳幼児9万9,577人(いずれも累積値)となった。
《工藤めぐみ》

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