河合塾の大学入試情報サイトKei-Netは2022年4月7日、2023年度開設予定の設置認可申請学部・学科の申請状況を解説した。文部科学省に申請しているのは、学部の新設で国立が2大学、私立が14大学となっている。 文部科学省はこのほど、2022年3月末に申請された2023年度開設予定の設置認可申請学部・学科の一覧を公表した。同時に国立大の開設予定学部・学科の意見伺い一覧も公表され、予定が明らかになった。 2023年度の学部・学科新設の申請をしている大学は、国立が2大学、私立が14大学で、学科の新設は国立が1大学、私立が3大学となっている。学部・学科の新設では、情報系学部の新設が多くみられ、2023年度は国立で一橋大学、私立で順天堂大学、北里大学、京都女子大学、大阪成蹊大学の計5大学が申請している。 一橋大学はすでに選抜の概要を公表しており、前期日程30人、後期日程25人、学校推薦型選抜5人の募集を予定している。また、新学部の設置に伴い、既存の4学部で入学定員がそれぞれ減員となる。 医療分野の新設も目立ち、大分大学(医学部―先進医療科学科)、新潟薬科大学(医療技術学部、看護学部)、北陸大学(医療保健学部―理学療法学科)、大阪成蹊大学(看護学部)、日本文理大学(保健医療学部)、鹿児島国際大学(看護学部)で新設が予定されている。この他、静岡大学では文理融合のグローバル共創科学部の新設が予定されている。 今回申請された学部・学科は、私立大については文部科学省の大学設置審で審議され、順調に進めば8月に認可が下り、来年度4月に入学者を募集する予定。国立大は認可が下りれば、私立大と同様に来年度4月に入学者を募集する。 これ以外にも「届出」の制度により学部・学科の新設を予定している大学があり、現在大学のWebサイト等で判明しているのは、名古屋市立大学(データサイエンス学部)、明星大学(データサイエンス学環)等。規模の大きい大学では、立教大学のスポーツウエルネス学部の新設、東京理科大学や東洋大学は複数の学部をまたぐ学部再編を予定している。河合塾は、2023年度は学部・学科の新設・再編の動きが大きく、今後発表される情報に注目したいとしている。
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