全国の名人を訪ねる「聞き書き甲子園」高校生96人を募集

 「聞き書き甲子園」は、全国の高校生96名の参加者の募集を開始した。高校生が全国14地域の森・川・海の「名人」を訪ね、その知恵や技(わざ)、心を「聞き書き」し、記録、発信する活動。「名人」96名に1対1で「聞き書き」する。参加費無料。応募は2022年6月23日必着。

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名人に聞き書きしているようす
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 「聞き書き甲子園」は、全国の高校生96名の参加者の募集を開始した。高校生が全国14地域の森・川・海の「名人」を訪ね、その知恵や技(わざ)、心を「聞き書き」し、記録、発信する活動。「名人」96名に1対1で「聞き書き」する。参加費無料。応募は2022年6月23日必着。

 「聞き書き」は、祖父母の世代から孫の世代へと、生きる知恵や心をつなぐ活動。キャリア教育やESD(持続可能な開発のための教育)の事例としても高く評価されている。「聞き書き」を通して、「森が泣いている」「村が寂しくなった」と語る名人の思いに少しでも応えたいと、里山里海の保全や地域活性化等に取り組む卒業生の活動も生まれている。

 2002年度に始まった同甲子園は、延べ約1,900人の高校生が参加した。2019年度からは、名人の推薦と高校生の受け入れに協力する市町村(地域)を全国から公募し、農山漁村地域と高校生をつなぐ活動を展開している。2022年度は、全国14地域の林業家、木工職人、漁師等自然と関わる職種の名人を訪ね、1対1で「聞き書き」する。

 「聞き書き」の基本は、1対1のコミュニケーション。高校生は、名人との対話をすべて録音し、その言葉を1言1句書き起こし、名人の言葉だけを使って、その語り口を生かした作品をまとめていく。優秀作品には、農林水産大臣賞、文部科学大臣賞、環境大臣賞、林野庁長官賞、ファミリーマート特別賞等が授与される。

 「聞き書き甲子園」は7月下旬に参加者が決定し、8月10日から13日に、事前研修を東京で実施する。8月下旬から11月下旬に「聞き書き取材」を原則2回行う。2023年3月下旬に成果発表のフォーラム開催を予定している。

 参加募集は全国の高校生96名。参加費無料。応募は申込用紙と応募動機をまとめた作文(400字程度)の書類を提出する。締切は6月23日必着。申込みは郵送または、Webサイトの応募フォームより受け付けている。詳細も確認できる。

◆第21回聞き書き甲子園参加高校生募集
参加対象:高校生
募集人数:96名
参加費:無料
応募締切:2022年6月23日(木)必着
応募書類:申込用紙と、応募動機をまとめた作文(400字程度)
応募方法: Webサイトの応募フォームから応募、もしくは応募書類を郵送
取材先(14地域):栃木県那珂川町/山梨県小菅/石川県能登町/富山県南砺市/静岡県川根本町/岐阜県みのかも定住自立圏(美濃加茂市、川辺町、白川町、東白川町)/三重県鳥羽市/福井県美浜・若狭町/京都府京丹後市/兵庫県養父市/岡山県真庭市(勝山・美甘地域)/徳島県にし阿波地域(美馬市、三好市、つるぎ町、東みよし町)/山口県山口市(徳地地域)/熊本県八代市
《大田芳恵》

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