コロナ禍の暮らしをユーモラスに表現…サラ川ベスト10発表

 第一生命保険は2022年5月27日、第35回サラリーマン川柳コンクールの全国ベスト10を発表した。全国から寄せられた6万2,657句の中から、1位には「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」を選出。コロナによる暮らしの変化をユーモラスに表現した作品に共感の声が多数寄せられた。

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第35回サラリーマン川柳コンクール(全国ベスト5)
  • 第35回サラリーマン川柳コンクール(全国ベスト5)
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 第一生命保険は2022年5月27日、第35回サラリーマン川柳コンクール(サラ川)の全国ベスト10を発表した。全国から寄せられた6万2,657句の中から、1位には「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」が選ばれた。コロナによる暮らしの変化をユーモラスに表現した秀逸な作品に共感の声が多数寄せられた。

 第35回サラリーマン川柳コンクールは、2021年9月から10月にかけて作品を募集。全国から寄せられた6万2,657句の中から、2022年1月には全国優秀100句を発表。6万1,789人のサラ川ファンの投票によりベスト10が決定した。

 1位は、2,574票を獲得した「8時だよ!! 昔は集合 今閉店」。まん延防止等重点措置による時短営業が求められる中、コロナ禍の暮らしをかつての人気番組のタイトルにかけた作品が見事グランプリに輝いた。

 2位は「ウイルスも 上司の指示も 変異する」、3位は「にこやかに マスクの下で 『うっせぇわ!』」、4位は「巣ごもりで MからLに 服反応」、5位は「マスク顔 確信持てず 見つめ合う」。コロナによる暮らしの変化やマスク文化ならではの“あるある”を詠んだ作品、健康を省みる作品、流行語を取り入れた川柳が多数ランクインした。

 前年に引き続き、コロナ禍での生活が反映された句が多く集まったサラ川。前回はテレワークへの戸惑い等、変化した生活を詠んだ作品が多かったが、今回はその変化にも慣れ、笑い話となるような前向きな句が多く、心情の変化がみられたという。

 Webサイトでは、ベスト10の他、11位から100位までの作品、審査員の総評等も掲載。世相を反映したユーモアあふれる作品を楽しむことができる。

◆第35回サラリーマン川柳コンクール 全国ベスト10
1位:8時だよ!! 昔は集合 今閉店
2位:ウイルスも 上司の指示も 変異する
3位:にこやかに マスクの下で 「うっせぇわ!」
4位:巣ごもりで MからLに 服反応
5位:マスク顔 確信持てず 見つめ合う
6位:マスクとる 緊急事態 ノーメイク
7位:あっ、マスク! 降りた階段 また登り
8位:恋心 マスク外せば 花と散る
9位:デジタル化 しますと紙で 通知する
10位:ズーム中 ペット参加で 盛り上がる
《奥山直美》

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