【夏休み2022】かはくシネマトークショー「スギメ」8/1

 国立科学博物館は、企画・製作した長編ドキュメンタリー映画「スギメ」(上映時間:87分)の初となるスクリーン上映会とトークショーを2022年8月1日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催する。

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国立科学博物館が企画・製作のドキュメンタリー映画「スギメ」を初スクリーン上映
  • 国立科学博物館が企画・製作のドキュメンタリー映画「スギメ」を初スクリーン上映
  • 国立科学博物館と国立台湾史前文化博物館が取り組んだ国際共同研究
  • イベントを主催する国立科学博物館
 国立科学博物館は、同館が企画・製作した長編ドキュメンタリー映画「スギメ」(上映時間:87分)の初となるスクリーン上映会とトークショーを2022年8月1日に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催する。参加チケットは、大人1,000円、3歳~高校生500円で、7月上旬より販売する。

 映画「スギメ」は、国立科学博物館と国立台湾史前文化博物館が取り組んだ6年にわたる国際共同研究「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」の膨大な記録映像をまとめた長編ドキュメンタリー。同共同研究は、前・国立科学博物館人類史研究グループ長で現・東京大学総合博物館教授の海部陽介氏による著書「サピエンス日本上陸3万年前の大航海」(講談社)を原案に2013年に発足したもので、クラウドファンディングで6,000万円を集めて2016~2019年に国立科学博物館・国立台湾史前文化博物館が実施。総勢60名の研究者・探検家・運営スタッフが参加した一大プロジェクトとなり、国内外から大きな注目を浴びた。

 映画では、台湾と琉球列島の間に流れる世界最大級の海流である黒潮を3万年以上前に人類はどのように越えたのか、日本列島に祖先がいつ・いかにして渡来したのか検証した壮大な再現プロジェクトを記録。プロジェクトは草の舟、竹製のいかだを経て、石器での丸木舟を製作。2019年7月に台湾を出航した男女5人は、眠気と疲労に耐え2晩以上漕ぎ続けて与那国島へとたどり着く。

 イベントでは、映画「スギメ」の初スクリーン上映の終了後にトークショーを開催。司会に藤田祐樹氏(国立科学博物館 人類研究部研究主幹)、ゲストには再現プロジェクト原案の著者である海部陽介氏を迎え、航海プロジェクトや最先端の人類学研究について紹介する。

 また、同オリンピック記念青少年総合センターにて9月29日まで(9月5日・9月6日は休館)で展示中の出張ポスター展「黒潮を越えた丸木舟~台湾与那国島航海の全記録~」を題材にしたワークシートも配布。プロジェクトで実際に使用した櫂(オール)と実物大丸木舟パネルでの記念撮影コーナーも用意される。イベントへの車いすでの来場には、事前連絡が必要となる。

 なお、ドキュメンタリー映画「スギメ」は、7月中旬からオンデマンド配信も実施予定。Amazonプライムビデオ、U-NEXT、dTV 、TSUTAYA TV、apple TV(iTunes Store)、Google Play/YouTube(有料配信)、RakutenTV/楽天ShowTime 、J:COMオンデマンド/iTSCOMオンデマンド、ひかりTV、VIDEX.jp、ムービーフルplus、ビデオマーケット、GYAO!ストアでの配信サービスが予定されている。

◆夏休みかはくシネマトークショー
日時:2022年8月1日(月)13:00~15:20(開場12:30) 
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール
料金:大人1,000円・子供(3歳~高校生)500円・3歳未満(座席なし)無料 
※3歳未満でも座席を必要とする場合は子供券の購入が必要
チケット販売:2022年7月上旬に発売予定(チケット販売サイトを準備中)

◆出張ポスター展「黒潮を越えた丸木舟~台湾与那国島航海の全記録~」
日時:2022年7月6日(水)~9月29日(木)10:00~17:30 
※9月5日(月)・9月6日(火)は休館日
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター スポーツ棟 1階ホール
料金:無料

『ダンボ』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)
¥1,400
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《増田有紀》

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