埼玉県は「魅力ある県立高校づくり第1期実施方策」に基づき、地元の行政関係者や教育関係者、産業関係者、中学校長や県教育委員会関係者等を委員として、2020年(令和2年)より新校設置の準備を進めてきた。
2023年に新たに開校となるのは、「児玉高校」と「飯能高校」の2校。「児玉高校」は、「地域産業を支えグローバル社会で活躍できる人材を育成する高校」が基本理念。児玉白楊高校と児玉高校を統合し、現在の児玉白楊高校の場所に設置する。普通科、農業科、工業科の3学科で構成される県内初の高校となる。農業科や工業科では、最新の施設・設備により、実践的な職業教育の充実を図る。また、普通科でも農業や工業の授業を選択することができるようにし、実学を重視した学びを充実させる。
「飯能高校」は、「進学を重視した地域と協働する高校」を基本理念とした普通科の高校。飯能高校と飯能南高校を統合し、現在の飯能高校の場所に設置する。進学を重視した単位制の導入により、生徒ひとりひとりの進路希望に沿った学びを可能にするとともに、型にはまらない主体的でアクティブな学びを充実させることで、思考力、表現力、判断力等を育成する。また、飯能市と連携し、豊富な観光資源を題材とした探究的な学びや地域の課題解決にも取り組んでいく。
開校に先立ち、両校のWebサイトでは学校案内や説明会の日程、中学生に向けたメッセージ等を掲載している。