インターンシップ、学生53.9%が経験…マイナビ調査

 マイナビは、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生と大学院1年生(4,251名)を対象に実施した「マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表した。

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これまでにインターンシップに参加したことがある割合の推移
  • これまでにインターンシップに参加したことがある割合の推移
  • インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加して得られたと思うことは何か

 マイナビは、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生と大学院1年生(4,251名)を対象に実施した「マイナビ 2024年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表した。これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがある大学生は、7月末時点で53.9%のぼることが明らかになった。

 これまでにインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加したことがある学生は、7月末時点で前年比9.5pt増の53.9%だった。7月単月でも前年比9.2pt増の43.3%となっていて、24年卒学生は前年以上に積極的にインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加している。インターンシップ・ワンデー仕事体験に参加して得られたと思うことは「特定の企業のことをよく知ることができた」が58.3%で最多、ついで「視野を広げられた」が55.8%で半数を超えた。インターンシップ参加が「志望企業の絞り込み」と「志望対象の拡大」の両方に役立っていることがわかる。また、自由回答では「他大学の人と交流するなかで自分を客観視することができた」や「社会人を疑似体験できた」等の意見があった。

 夏季休暇中にしたいことは「インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加」が74.6%と最多で、「インターンシップ・ワンデー仕事体験への参加準備」が48.3%と、多くの学生が夏季休暇を利用してインターンシップ・ワンデー仕事体験に関する活動を予定していることがわかる。

 現在どのくらい就活準備ができているかを自己採点してもらったところ、「21~40点(あまりできていない)」がもっとも多く40.8%だった。全体的には前年と同様の傾向だが、平均点は前年比5.4点増の36.1点で準備レベルは向上している。就職活動に関する今後の方向性については、「就職活動の方向性は検討中」が最多で62.9%(前年比1.2pt減)、一方で「就職活動の方向性が固まっている」が34.5%(前年比1.8pt増)と前年よりも微増していた。就職活動について考えが固まってきた人の割合が前年に比べてわずかに高い結果となった。

 7月時点ですでに半数以上の人がインターンシップ・ワンデー仕事体験に参加しており、早い段階からキャリア観を醸成していることがわかる。夏季休暇でもインターンシップ関連の活動が目立ち、今後も積極的に活動する学生が増えていくと予想される。また、就活準備レベルの自己採点も前年より向上し、インターンシップの参加経験が準備を後押ししているようだ。重要なのはこの経験から何を学ぶかであり、最近は短期間で気軽に参加できるプログラムも増えているので、未参加でもまず経験してみることが大切だという。


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《千葉 智加》

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