小中学生の4割「視力矯正」約2割は視力悪化の対策せず

 ロート製薬は「子供の生活と目に関する調査」を実施し、結果を公開した。小中学生の約4割が視力矯正しており、6割以上の親が「学力」と同等に子供の「視力」を気にしている。一方で約2割は子供の目を悪くしないための対策を何もしていないことが明らかとなった。

生活・健康 小学生
「子供が視力矯正をしているか」全体
  • 「子供が視力矯正をしているか」全体
  • 「眼鏡やコンタクト等の視力矯正をしているか」小・中学生別
  • 「子供に関する関心ごと」全体
  • 「子供に関する関心ごと」子供が視力矯正をしている
  • 「子供に関する関心ごと」子供が視力矯正をしていない
  • 「近視」についてのイメージ
  • 「目を悪くしないために行っていること」
  • 「目を悪くしないために行っていること」中学生

 ロート製薬は「子供の生活と目に関する調査」を実施し、結果を公開した。小中学生の約4割が視力矯正しており、6割以上の親が「学力」と同等に子供の「視力」を気にしている。一方で約2割は子供の目を悪くしないための対策を何もしていないことが明らかとなった。

 調査は2022年8月31日~9月2日、第一子に小学1年生~中学3年生の子供を持つ親2,229名を対象にインターネットにて行われた。

 現在の子供の矯正視力の有無を尋ねたところ、小中学生の38.0%が視力矯正しているという結果になった。子供の学年別では、小学生低学年で16.9%、小学生高学年で38.5%、中学生で56.9%。学年が上がるにつれて視力矯正している割合が高くなっている。

 子供に関する関心ごとを尋ねたところ、最多は「学力(63.0%)」、ついで「視力(61.2%)」となっており、6割以上の親が「学力」と同等に子供の「視力」を気にしていることが分かった。また子供の視力矯正の有無で分けると、子供が視力矯正していると答えた親は「学力(65.5%)」よりも「視力(84.1%)」に関心が高い。一方で、子供が視力矯正していないと答えた親は「学力(61.4%)」「視力(47.3%)」となっている。

 次に「近視」に関するイメージを尋ねたところ、55.1%の親が「進行は子供のころの方が早い」と回答しているが、半数の親は「進行は子供の頃の方が早い」というイメージがないとも考えられる。

 子供の目を悪くしないために行っていることを尋ねると全体の18.9%の親が「何もしていない」と回答しており、中学生に限定すると28.3%が「何もしていない」という結果となった。

 最後に、子供が視力矯正していないと答えた親に、近業作業時(目と近い距離でする作業・行動。勉強・読書・ゲーム・スマートフォンやタブレットの使用・テレビを見る等)、30分に1回休憩を入れることが推奨されていることに対する認知の有無を尋ねたところ、約3人に1人が「知らなかった(35.4%)」と回答している。

《中川和佳》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top