地域ブランド調査「北海道」14年連続1位…札幌市も首位

 ブランド総合研究所は2022年10月8日、「地域ブランド調査2022」の結果を発表した。それによると、全国でもっとも魅力的な都道府県は、14年連続で「北海道」となった。市区町村では「札幌市」が2年連続8度目の首位だった。

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 ブランド総合研究所は2022年10月8日、「地域ブランド調査2022」の結果を発表した。それによると、全国でもっとも魅力的な都道府県は、14年連続で「北海道」となった。市区町村では「札幌市」が2年連続8度目の首位だった。

 ブランド総合研究所は年に1回行う調査「地域ブランド調査」を2006年から毎年実施しており、2022年で17回目を迎える。全792市(2022年4月末現在)と東京23区、地域ブランドへの取組みに熱心な185の町村を加えた計1,000の市区町村、さらに47都道府県を対象として実施した。設問項目は各地域に対する魅力度など89個で、地域のブランド力を消費者が各地域に抱く「魅力」として数値化している。2022年6月22日~7月4日の間に調査を行い、20代~70代の消費者3万4,768人から回答を得た。

 もっとも魅力的な都道府県に選ばれたのは「北海道」で、14年連続で1位となった。2位は「京都府」、3位「沖縄県」、4位「東京都」、5位「大阪府」、6位「神奈川県」、7位「福岡県」、8位「奈良県」、9位「長崎県」、10位「石川県」だった。

 市区町村では「札幌市」が2年連続8度目の首位で、2位は一昨年(2020年)に首位だった「京都市」となった。3位は「函館市」、4位「横浜市」、5位「小樽市」、6位「神戸市」、7位「鎌倉市」、8位「金沢市」、9位「那覇市」、10位「石垣市」と続いた。

 都道府県の調査を開始した2009年から14年連続で1位となった「北海道」は、回答者の56.0%が「とても魅力的」、34.5%が「やや魅力的」と合計で9割以上が北海道を「魅力的」と回答した。なお、観光意欲度、食品想起率、食品以外想起率で1位となったほか、居住意欲度も2位と多くの項目で高い評価を得た。

 都道府県の魅力度が前年よりもっとも大きく伸びたのは「和歌山県」。19.7ポイントから23.7ポイントと4.0ポイント伸び、順位も32位から26位へと上昇した。ついで「奈良県」が3.5ポイント上昇、「山形県」と「福岡県」がともに3.3ポイント上昇している。

 市区町村で上昇幅が大きかったのは、「阿蘇市」で前年よりも5.4ポイント上昇した。このほか、「神戸市」5.3ポイント上昇、「高山市」5.2ポイント上昇と続いた。

 今回の調査で魅力度が伸びた地域が多かったおもな要因としては、60代以上の回答者で平均点が大幅に上昇したことがあげられ、都道府県の観光意欲度においても同様の傾向がみられた。そのほか、過去1年間に地域に関する情報を見聞きした経路について、もっとも接触率が高かったのは「旅やグルメに関するテレビ番組」で47都道府県平均が26.1%と、前年の24.2%から増加。ついで、「旅行・観光情報サイト」が14.9%と多く、前年の13.1%より増加している結果となった。コロナ禍の影響が長引く中、消費者間では国内観光に関する情報ニーズがかなり高まっている状況が結果に表れた。


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《小林英介》

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