折り紙×ARで学ぶ「絶滅危惧オリガミ」特設サイトに公開

 11月11日の「おりがみの日」にちなみ、電通デジタルと電通のDENTSU⽣態系、パーティーの3社は共同で、折り紙をARカメラで読み込むことで絶滅危惧種について学ぶことができるコンテンツ「絶滅危惧オリガミ」を特設サイトに公開した。

教育・受験 小学生
絶滅危惧オリガミ
  • 絶滅危惧オリガミ
  • 絶滅危惧オリガミのステートメント
  • ツル(タンチョウ)の展開図
  • AR画像で映し出される映像キャプチャ
  • AR画像で映し出される映像キャプチャ
  • 那須どうぶつ王国で開催された「絶滅危惧オリガミ」体験イベントのようす
  • 那須どうぶつ王国で開催された「絶滅危惧オリガミ」体験イベントのようす

 11月11日の「おりがみの日」にちなみ、電通デジタルと電通のDENTSU⽣態系、パーティーの3社は共同で、折り紙をARカメラで読み込むことで絶滅危惧種について学ぶことができるコンテンツ「絶滅危惧オリガミ」を特設サイトに公開した。

 ツル、トラ、ペンギン等、折り紙のモチーフとしてもよく知られるこれらの動物たちは今、絶滅危惧種に指定されている。どのようなところに棲み、なぜ絶滅の危機にさらされているのか、そもそも絶滅の危機にさらされていること自体も、実はあまり知られていない現状にある。

 「絶滅危惧オリガミ」は、そんななじみ深い動物たちでさえも絶滅の危機に直面している事実を子供から大人まで広く知ってもらうために企画されたコンテンツ。専用の折り紙で折った絶滅危惧種の動物をARカメラで読み込むと、スマホの中にその動物の生息環境があらわれ折り紙が動き出す。「折り紙を折る」ことを通じてそれぞれの動物に思いを巡らせながら、AR技術を活用して彼らが生息する環境や抱える問題を学ぶことができる。

 特設サイトで公開された折り紙の展開図は、タンチョウ、アムールトラ、 レッサーパンダ、ケープペンギン、ニホンライチョウの5種類。すべて絶滅危惧種に指定されている。千羽鶴に代表される、日本人にとってなじみ深いツル(タンチョウ)も、実は「これ以上湿地が減ると絶滅してしまう」という危機を迎えているという。

 展開図は特設サイトから印刷が可能。その他、絶滅危惧種の保全を行うさまざまな団体や研究機関を応援できる寄付サイトも紹介しており、保全のための具体的なアクションも起こすことができる。

 10月15日・16日には、那須どうぶつ王国協力のもと、「絶滅危惧オリガミ」の体験イベントを開催。大人から子供まで80組以上が参加し、親子で試行錯誤しながら折り紙に挑戦したり、スマホをかざしてAR動画に見入ったりする等、折り紙を通して絶滅危惧種を学ぶ体験を楽しんだという。

 今回のプロジェクトには、日本動物園水族協会や日本折紙協会、京都大学野生動物研究センター、環境省 自然環境局 野生生物課が賛同。家庭や学校での学びとして、日本文化と生態系について知る機会として広く利用されることに期待が寄せられる。


トーヨー 折り紙 徳用おりがみ 15cm角 23色 300枚入 090204
¥429 (¥429 / 個)
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《畑山望》

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top