グローバル社会における「受験英語」の限界…J PREPで身に付ける総合力こそが人生の武器に

 「受験英語」は果たしてグローバル社会において通用するのか。世界標準の英語力を養成する英語塾「J PREP」卒業生のお二人に、当塾における大学受験対策やその後の学びについて聞いた。

教育・受験 高校生
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取材に応じてくれたJ PREP卒業生のお二人
  • 取材に応じてくれたJ PREP卒業生のお二人
  • 取材に応じてくれたJ PREP卒業生の須田ひかるさん(左)と井上翔大郎さん(右)
  • 須田ひかるさん(早稲田大学文化構想学部1年生、J PREP自由が丘校卒業)
  • 須田ひかるさん(早稲田大学文化構想学部1年生、J PREP自由が丘校卒業)
  • 井上翔大郎さん(東京大学薬学部2年生、J PREP渋谷校卒業)
  • 井上翔大郎さん(東京大学薬学部2年生、J PREP渋谷校卒業)

 新学習指導要領の実施により、英語教育の抜本的な強化が図られている。小学校での英語教科化をはじめ、小中高一貫した学びを通じて、4技能5領域(聞く・話す(やり取り)・話す(発表)・読む・書く)の目標が設置されている。大学入試においても語彙力のみならず、そうしたスキルを測る出題が増えている。

 社会のグローバル化に伴い、大学入試における「受験英語」も高度化する中、英語に特化した塾を探しているご家庭も多いのではないだろうか。とりわけ英語は実社会においても必要とされているスキルであるため、志望校合格のための点数としてだけではなく、受験を終えた後にも続く持続可能な英語力を身に付けられるということが、英語塾選びのポイントになるだろう。

 本記事は英語塾「J PREP」で学び、大学受験を終えた2名の卒業生に、J PREPで学んだ英語学習の魅力や、身に付けた英語力の活用等をインタビューした。

須田ひかるさん(早稲田大学文化構想学部1年生、J PREP自由が丘校卒業)
井上翔大郎さん(東京大学薬学部2年生、J PREP渋谷校卒業)

総合英語力の延長にある受験対策

--お二人がJ PREPに入塾したきっかけを教えてください。

須田さん:大学受験対策の目的で、高校2年から入りました。入塾時期としては遅いほうだと思います。英語はもとから好きで、さらに伸ばして受験科目として強みにしたいと思い、英語塾を探していたところ、友達に勧めてもらいました。学校の英語の授業は文章をあまり読まずに基礎文法中心だったので、J PREPの多読を軸にした授業に魅力を感じました

井上さん:最初に入塾したのは中学1年です。中学3年の夏に父親の転勤でベルギーに引っ越したのでそこでいったん退会し、高校2年の夏に帰ってきて再入塾しました。中学入学後に英語と数学の塾を探して、英語を学ぶのなら、大学受験だけでなくその後もずっと役立つように、スピーキングスキルも身に付く塾に入るほうが良いのではとの両親のアドバイスもあり、ネイティブの先生の授業があるJ PREPに入りました。

--大学受験時に志望していた大学の英語の試験の特徴を教えてください。

井上さん:受験したのは東大、慶應、早稲田の3校で、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)と各校の二次試験を受けました。初めて共通テストが行われた年だったので、サンプル問題はもちろん、センター試験の過去問を10年分くらい解いて、出題形式を予想しながら、時間の感覚を探りました。本命の東大の過去問はかなり解きましたが、私立に関しては基本的には5年分ずつ解いたくらいです。

須田さん:志望した大学の英語レベルが総じて高く、単語帳に載っていないような英単語を問題の選択肢に出してくるような大学が多かったんです。J PREPのクラスはレベル別になっていて、志望校別講座ではないので、受験しない大学や学部の過去問も幅広く読み解きました。J PREPで読んだ他大学の過去問に出てきた単語やフレーズが、後になって他の英文を読んでいるときに出てくることがよくありました。

あえて志望校対策はしない「J PREP」での大学受験対策

--あえて志望校のみに絞らずに、さまざまな分野の英文に触れたことが良かったと。

井上さん:はい。僕も同感で、J PREPでは総合的な英語を学べたという印象です。個別の大学の受験対策をするよりも、いろいろな問題を解き、総合的な英語力を身に付けたいと思っていましたし、実際それを繰り返すうちに志望校の問題も解けるようになっていきました。一方、志望校対策は独学で過去問を5年分くらい解いて傾向を見定め、時間配分や得点配分に気を付けるとか、こういう問題にはこういう解き方をしたほうが良いとか、そうしたテクニックを考えるくらいにおさえましたね。

須田さん:志望校でない学校の過去問を多く読んだことで、単語力も上がったし、大学受験での英語の解き方そのものを理解できた気がします。多読を繰り返したことで、問題用紙が配られたときに、パッと一読して、この問題はあまり時間をかけなくても解けそうとか、「捨て問」にしても支障がないかとか、時間をかけてでも解かないといけない問題かといった判断を瞬時にできるようになりました。

井上さん:各問題にかける時間配分は難しいですよね。僕は各大学の傾向に合わせて、スピード感覚をつかむように過去問を解いていました。早く読もうとすると焦って読み落とすことがあるので、このタイプの問題は落としやすいからミスをしないようにしっかり読もうとか、時間が余っているからそんなに焦らなくて良い等と自分に言い聞かせながら解きました。たとえば焦るとマークミスをしやすくなる等、自分のミスの傾向をあぶり出すことができたのも、すべて多読のおかげだと思っています。

須田さん:私の場合、J PREPで幅広いジャンルの文章を読んだからこそ、元々興味があった学問領域をさらに面白く感じられるようになったんです。受験校決定に際しても、いろいろなジャンルの学問を幅広く学びながら、専門的な学びも実現できる学部が良いなと思って今の学部を選びました。

英語の流れやリズムを定着させて応用する

--J PREPにおける「多読」が受験で功を奏したのですね。その他、J PREPでの学びで受験に役立ったと思うことは。

須田さん:長文読解のノウハウが、非常にためになりました。J PREPの先生は常に「文章の抽象化」を強調されます。それぞれの文では細かい具体的なことが書かれているけれど、各段落を俯瞰してみると、構成や方向性等のまとまりが見えてくるんです。長文は内容を反復していたり、具体的な説明をしていたりするだけで、一見違った内容に見えても、すべて一貫した主張を説明しているという話をされていて。このことを頭に置いておくと、要点がわかってくるんです。

井上さん:なるほど。僕はJ PREPの授業で、リスニングの本物のスピード感やアクセントが身に付いたと感じています。受験会場で聞くリスリングはネイティブの発音なので、普通の学校で日本人の先生が話すのとは全然違う。ネイティブの発音に慣れているので、その分負担が軽減され、問題に集中できました。

 また、J PREPには暗唱例文というのがあって、文法や単語を「型」で覚えます。例文をまるごと覚えて「この単語だったら前置詞はこれが来る」等のリズムと流れを叩き込むんです。リズムが染み付くので、他の問題にも応用しやすいし、文章に間違いがある場合、違和感として察知できるので解答時間も短縮できましたね。

須田さん:暗唱例文は私も活用しました。私は寝る前に何も考えずに3回くらい暗唱して、次の日も寝る前にまたやって…というのを1週間続けるのがルーティンでした。J PREPの先生からは、とにかく英語に触れる回数を増やすことを勧められたので「何回も触れること」を意識して取り組みました。

 文章だけでなく、単語自体のリズムや成り立ちについても、J PREPでの学びが参考になりました。高3になってから毎授業で語源を紹介する時間があり、単語のつくりとして接頭語・語幹・接尾語を学びました。単語の構造を覚えるだけで、膨大な語彙を全部覚えなくてもある程度推測できるというのを教わりました。

暗唱例文、単語の構造…英語そのものの理解を促す「J PREP」の授業

余計な労力を使わず、受験知識を中長期記憶化する方法

--お二人とも難関大の試験を突破されたわけですが、汎用性の高い学習法を身に付けて、効率的に受験勉強を進めていた印象です。

須田さん:受験期は大量の情報を短期間に覚える必要があるので、受験生は誰でもより効率的な記憶方法を模索すると思います。私もその1人でした。J PREPは宿題も多いし、1回の授業で得られる情報も非常に多いので、そうした大量の情報を処理するスキルを鍛えてもらいました。

 J PREPでは英単語に触れる機会をできるだけ増やすことを推奨されます。具体的には、毎日英単語を5個ずつを覚えていくよりも、覚えるべき35個の英単語をゆるく7日間眺め続けること。毎日ふとしたタイミングで、パラパラと英単語を見る癖を付けることで、結果的に以前よりも多くの英単語を覚えることができるようになりました。

 その影響で、他の科目でも短期間で多くの情報を覚えるのが上手くなったと思います。暗記のスキルを身に付けたからこそで、他の受検科目も効率の良い学び方ができました。

井上さん:僕もJ PREPで培った勉強方法や課題解決の方法を、他の科目で応用する場面が多々ありました。J PREPは毎回、先週の単語や暗唱例文、和訳の内容を確認するテストがあったので、そこで満点を取る目標をもって勉強していました。週ごとのスモールステップとはいえ、毎週入試本番の感覚で取り組んでいたので、英語力もそのたびに伸びました。英語で成果が出たのをきっかけに、他の科目でも同じように毎回「出てきたらその都度覚えよう」という姿勢で勉強するようにマインドセットを切り替えました。J PREPで得られた能動的に授業を受ける姿勢は、大学に入ってからも先生に自ら聞く等、学びのベースになっています。

多角的な視点と英語の「免疫」が強みに

--J PREPの授業の雰囲気はいかがでしたか。

井上さん:J PREPは一方的に受ける受け身の授業ではなくて、生徒も参加しやすい授業だったことが良かったです。1クラスは15人程度。一斉に前を向いて座るスタイルではなく、生徒同士が互いに向かい合って座って、ホワイトボードを見ながら、先生や友達同士で会話をしながら進める、フレンドリーな空間でした。

須田さん:そうですね、私のクラスでも授業中のコミュニケーションが多かった印象です。同じく15人前後のクラスで、レベル別にクラス分けされていましたが、文系・理系関係なくいろいろな志望校の人がいて。同じ高校の友人からは得られない情報も共有し合えて、刺激的でした。

井上さん:参加型ということもあり、3時間という長丁場の授業でもまったく眠くなりませんでした。ネイティブの先生の授業では生徒同士でディスカッションする時間があって「そういう言い方があるんだ」と仲間とスキルをアップデートし合えたり、ネイティブの先生が「ここはこういったほうが良いよ」と現地の感覚でアドバイスをくれたり。新しい言い方や適切な単語をネイティブの先生に教えてもらえたことは、大学入学後の授業や留学にも非常に参考になりました。

--大学合格という目先のゴールだけでなく、その先にまで続く学びを得られたのですね。この先どんな学びをしていきたいですか。

須田さん:今通っている学部では、週4回の第2外国語の必修授業があります。フランス語を選択していますが、フランス語と英語は単語の語源も似通っていて、J PREPで学んだ語源の成り立ちや、例文の覚え方等が応用できるんです。今もフランス語の例文を音読して、とりあえず触れる機会を増やし、ゆるく覚える学習法で取り組んでいます。フランス語のリズムも一度覚えてしまえば、作文や長文読解にも応用できるからです。

井上さん:J PREPでは文系理系問わず、包括的に幅広い文章を多読したので、英語の勉強をしつつ、知識や一般教養を学んでいくことができました。それが今になって「あのときに読んだ、xxに関する研究論文のことか」と結び付くことが多い。1つの分野を学んでいるだけだと気付けないことがたくさんありますが、J PREPでの学びを通じて多角的な視点で物事を見られるようになったと思います。特に東大では入学直後の教養学部で文理いろいろなことを学ぶので、J PREPでの学びに通じると感じました。他の大学であっても、複数の学問領域における連携は期待されているところだと思います。

 もちろん大学の英語の授業でも、J PREPで学んだ英語力が役に立っています。ディスカッションするとき、初回から楽しんで参加できましたし、論文を書く授業で先行研究や最新情報の収集のために、英語論文を調べなければいけないときも抵抗なく取り組めました

 J PREPで英語に対する免疫と親しみを構築できたのも非常に大きい。僕が所属する薬学部はレポートを書く機会が多くて、そのために英語の文献を読まないといけない。授業でもスライドが英語で作成されている等、大学生活の中で英語が普通にツールとして使われているんです。同じ学部の中には、そもそも英語に抵抗があり、まずは英語のスキルを身に付けないとどうにもならないという友人も多いのですが、僕の場合はまったく抵抗なく、学問そのものに向き合うことができています。ハードルを感じず、英語をツールとして自然に操りながら、いち早く大学での学びに馴染むことができたのはJ PREPのおかげです。

--ありがとうございました。

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「受験英語」の限界…総合力こそが活躍の伸びしろに

 J PREPで身に付けた総合的かつ実用的な英語力を、入学後の大学生活でも大いに役立てながら、さらに学びを広げている印象の2人。新学習指導要領に掲げられている4技能5領域の英語のスキルは、言わずもがな大学受験のために存在するものではない。志望校合格という目先のゴールのためだけの「受験英語」では、それ以降の伸びしろに限界があるだろう。

 今後ますますグローバル化の進む社会で英語をツールとして使いこなせるようになるためには、総合力が鍵になる。受験生に対しての英語指導においても、あえて個別の志望校対策を行わず、多岐にわたるジャンルの長文読解を繰り返すことで網羅的に英語力を身に付けるJ PREPの手法。このようにして身体に染み込ませた英語の総合力こそが、大学入学後、そして卒業後の社会での活躍につながる。世界に通用する本当の英語力を、J PREPで磨いてみてはいかがだろうか。

《羽田美里》

羽田美里

執筆歴約20年。様々な媒体で旅行や住宅、金融など幅広く執筆してきましたが、現在は農業をメインに、時々教育について書いています。農も教育も国の基であり、携わる人々に心からの敬意と感謝を抱きつつ、人々の思いが伝わる記事を届けたいと思っています。趣味は保・小・中・高と15年目のPTAと、哲学対話。

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