【大学受験2023】中央大学法学部、2023年4月より茗荷谷へ…出願動向は?

 2023年4月より全学年が多摩キャンパス(東京都八王子市)から茗荷谷キャンパス(東京都文京区)に移転する中央大学の法学部。移転が明らかになる前の2021年、発表後の2022年、そして今年(2023年)の、それぞれの年度における「法学部」の出願者数について調べた。

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  • 中央大学の「2021年度入試データ」より法学部のデータを編集部にて抽出
  • 中央大学の「2022年度入試データ」より法学部のデータを編集部にて抽出
  • 「2023年度中央大学入学試験志願状況」より法学部のデータを編集部にて抽出

 2023年1月14日・15日の両日にわたって実施された大学入学共通テスト(旧センター試験)を皮切りとして、2023年度の大学入試が本格的にスタートした。1月20日(金)には得点調整の実施の有無が発表され、週明け23日(月)からはいよいよ国公立大の出願が始まる。

 私立大への出願はすでに始まっているところが多い中、今年度の出願動向で注目したのは、4月より全学年が多摩キャンパス(東京都八王子市)から茗荷谷キャンパス(東京都文京区)に移転する中央大学の法学部だ。法学部移転のニュースは2021年10月に発表されている。 ※参考:中央大学、2023年4月に茗荷谷キャンパス開設…法学部1-4年生移転

 中央大学は1885(明治18)年7月、東京府神田区神田錦町2丁目2番地に、近代社会にふさわしい法律家の育成を目指して「英吉利法律学校(イギリスホウリツガッコウ)」の名で創設された。1905年に校名を「中央大学」へと改称し、1926年に駿河台に移転したという。その後、文系学部が多摩キャンパスへ移転したのは1978年4月。以来45年にわたって、この地で数多くの人材を輩出してきた。

 今回の移転により、法学部の全学年は非常にアクセスの良い都心の茗荷谷で学びを進めていくこととなる。この立地の良さから中央大学では、近隣に位置する理工学部(後楽園キャンパス)や国際情報学部(市ヶ谷田町キャンパス)との連携を強化し、文理融合による共同科目を開講予定としている。間近に迫る2023年度入試の志願者動向も気になるところだ。

 そこで、移転が明らかになる前の2021年、発表後の2022年、そして今年(2023年)の、それぞれの年度における「法学部」の出願者数について調べた。

 まず2021年を見てみる。この年の統一入試(現「6学部共通選抜」)の法学部全体の志願者数は1,722人。一般入試(現「学部別選抜(一般方式)」)が5,339人。大学入学共通テスト併用方式(現「学部別選抜(大学入学共通テスト併用方式)」)が1,998人。大学入学共通テスト単独方式(現「学部別選抜(大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)」)が5,894人。すべてのテスト方式を合わせた出願者数は1万4,953人だった。

中央大学の「2021年度入試データ」より法学部のデータを編集部にて抽出

 発表を受けて迎えた試験となる2022年は、6学部共通選抜が2,094人、学部別選抜(一般方式)が4,471人、大学入学共通テスト併用方式が3,887人、大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)が792人。すべてのテスト方式を合わせた出願者数は1万1,244人だった。

中央大学の「2022年度入試データ」より法学部のデータを編集部にて抽出

 そして2023年。中央大学の発表している1月19日時点での志願状況によると、6学部共通選抜が1,658人、学部別選抜(一般方式)が3,581人、大学入学共通テスト利用選抜(単独方式)が3,133人、学部別選抜(大学入学共通テスト併用方式)が449人。すべてのテスト方式を合わせた出願者数は8,821人となっている。なお、志願者数は今後も増えることが予想される。最終の出願締切日は2023年1月24日となっている。

「2023年度中央大学入学試験志願状況」より法学部のデータを編集部にて抽出

 今年度の志望者数はどのような推移を見せるのか。今後の発表に注目したい。

《鶴田雅美》

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