小中学生6割、ネットのサイトや動画を親子で視聴

 モバイル社会研究所は2023年1月30日、「2021年親と子の調査」結果から小中学生の6割がインターネットのサイトや動画を親子で見ており、そのうち半数は親が内容を説明する時もあることがわかったと発表した。

デジタル生活 小学生
インターネットのサイト・動画を親子で見る(小中学生)
  • インターネットのサイト・動画を親子で見る(小中学生)
  • インターネットのサイト・動画を見ながら親が子に内容の説明を行う(小中学生)
  • インターネットのサイト・動画を見る時間帯を決めている(小中学生)

 モバイル社会研究所は2023年1月30日、「2021年親と子の調査」結果から小中学生の6割がインターネットのサイトや動画を親子で見ており、そのうち半数は親が内容を説明する時もあることがわかったと発表した。

 「2021年親と子の調査」は、関東1都6県の小学生および中学生とその親500人を対象に、2021年11月に実施。今回はそのうち、インターネットのサイトや動画の視聴と親子関係についてまとめている。

 インターネットのサイト・動画を親子で一緒に見るかについては、小学校低学年、高学年どちらも「時々」と「いつも」をあわせると62%、中学生は63%となった。また、サイト・動画に出てくる人がする悪い(よくない)行いについて、その理由を親が説明するかについては、小学生低学年では42%、高学年は51%、中学生は48%が「時々」「いつも」説明を行うと回答している。

 インターネットのサイト・動画を見てよい時間帯を決めているかについては、「いつも」または「時々」と決めている小学校低学年は73%、高学年は68%、中学生は51%。学年が低いと高い傾向が見られ、小学校低学年では4人に3人が決めていると回答している。その割合は学年が上がると下がる傾向で、中学生になると約半数となっている。

 モバイル社会研究所では、「スマホ・ケータイ」の所有状況を経年で独自に調査した結果を「ケータイ社会白書」としてWebサイトで公開している。2022年11月、「2021年親と子の調査」の「子供の動画視聴」についての分析を公開。小中学生はYouTube、テレビ番組を約9割が視聴し、ストリーミングサービスは小学生で約4割、中学生で約5割が視聴。さらに、小中学生の5割弱が動画を毎日2時間以上視聴していることがわかっている。

 

《田中志実》

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