早稲田大学は2023年2月19日、教育学部の2023年度一般選抜(A方式)の「国語」の試験で、誤った試験終了指示があったことを公表した。正規の試験時間90分のところ、1教室で誤って100分で実施したという。
2月19日に実施した2023年度早稲田大学教育学部一般選抜(A方式)の「国語」の試験において、正規の試験時間90分のところ、1つの教室(70名定員)で誤って100分で実施されたことが判明した。
検討の結果、早稲田大学ではすべての受験生に不利益が生じないよう、当該教室以外の受験生に通常どおり正規の募集人員の枠で合否判定を実施。当該教室の生徒に対しては、公平性を確保したうえで正規の募集人員の枠外で合否判定を行うことを決めた。
この対応により、当該教室以外の受験生の合否判定に影響が及ぶことはないと説明している。正規の募集人員の枠外での合否判定について、詳細は公表していない。
今回の事案について早稲田大学は、「厳正な実施が求められる入学試験において大きなミスを発生させたことを重く受け止め、再発防止に努めます」とコメントしている。