【高校受験2023】京都府公立高入試・中期選抜<理科>講評…計算力が必要

 2023年3月8日(水)、2023年度(令和5年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、中期選抜が実施された。京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2023】京都府公立高校<講評・中期・理科>
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 2023年3月8日(水)、2023年度(令和5年度)京都府公立高等学校入学者選抜について、中期選抜が実施された。2023年3月3日に発表された全日制における志願者数の合計は、中期選抜募集人員6,096人に対し、志願者数5,935人で、倍率は0.97倍だった。

 リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「理科」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

京都府 中期選抜<理科>講評
(京進 提供)

大問1 刺激と反応(生物)    〔やや易〕
大問2 気体の性質(化学)   〔標準〕
大問3 堆積岩(地学)      〔易〕
大問4 電力、電流回路(物理)  〔標準〕
大問5 細胞分裂と根の成長(生物)〔やや易〕
大問6 イオンへのなりやすさ(化学)〔やや易〕
大問7 空気中の水蒸気(地学)  〔標準〕
大問8 力と運動(物理)     〔標準〕

 各分野均等に出題されている。小問数はほぼ例年通り。語句を答える問題では、字数や表記形式が指定される。用語は漢字でも書けるようにしておくこと。記号解答の問題では、2つの事項の完答形式が多く正確な知識がないと得点に結びつかない。化学分野では、昨年のダニエル電池同様、新しい教科書で本格的に扱われるようになったイオン化傾向が出題された。大問4の電力に関する問題では、やや煩雑な計算が必要であったため、受験生は時間を取られたかもしれない。

 多くの大問で実験・観察とその結果が数値で示されており、計算を必要とする問題も含まれるので、数値の意味を正確に理解する力と速く正確に計算をこなす力が必要な問題であった。



 このレポートは2023年3月8日(水)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づく学習法は、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進

《編集部》

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