【高校受験2023】滋賀県公立高入試<国語>講評…やや易~標準

 2023年3月8日(水)、2023年度(令和5年度)滋賀県公立高等学校入学者選抜が実施された。京進の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

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【高校受験2023】滋賀県公立高校<講評・国語>
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 2023年3月8日(水)、2023年度(令和5年度)滋賀県公立高等学校入学者選抜が実施された。2023年3月6日に発表された全日制課程の出願者数は、学力検査定員6,286人に対し6,689人が志願し、確定志願倍率は1.06倍だった。

 リセマムは、京進の協力を得て、学力検査「国語」の講評を速報する。このほかの教科(全5教科)についても同様に掲載する。

滋賀県公立高入試<国語>講評
(京進 提供)

大問一 説明文「人間はどういう動物か」日高敏隆 〔やや易〕
 資料「スギと広葉樹の混交林 蘇る生態系サービス」清和研二 
大問二 説明文「大人になって困らない語彙力の鍛えかた」今野真二 〔やや易〕
大問三 漢字、文法「ぼくのマンガ人生」手塚治虫、詩「初恋」島崎藤村 〔標準〕

 大問3題構成、大問一、二は文章と資料やで例年通りであったが、大問三の内容にやや変化があった。昨年度までは漢字、文法等の知識事項と、古典の知識という内容であったが、今年度は、古典作品でなく詩が出題された。詩からは「の」の働きを問う文法問題、歴史的仮名遣いの問題、詩の内容に関する記号選択問題が出題された。詩の読解問題は1問のみであったので、大きく難度が変わった訳ではないが、古文や詩だけでなく、短歌や俳句といった単元についても、 もれなく学習をしておく必要があるだろう。

 作文は100字以上140字以内が1題で変化はなかった。例年出題されていた字数制限のない記述問題がなくなり、35字~50字で字数指定されていた。素材文や資料の読む量と記述問題が昨年度からかなり減っており、取り組みやすかったと思われる。大問三の漢字の読み取りは「麓」「旺盛」など、漢字検定でいうと2級(高校卒業程度)の漢字も出題された。漢字で書けるように練習する必要はないが、語彙力が試されていると考え、普段から意識したい。



 このレポートは2023年3月8日(水)に、速報として京進により作成されたもの。

 京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づく学習法は、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。

協力:京進

《編集部》

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