ECC、対話型英会話アプリに「アルファベット練習」追加

 ECCは2023年3月27日、AI搭載の対話型英会話アプリ「おもてなCityへようこそ!(教育機関向けプラン)」に、小学校低学年向けアルファベット練習の「LET'S WRITE」と、かるた形式の「瞬間タッチPICTURE」の2つのコンテンツを追加した。

教育ICT 先生
アルファベット練習コンテンツ「LET'S WRITE」(「おてほん」をクリックすると、書き方のガイドが表示される)
  • アルファベット練習コンテンツ「LET'S WRITE」(「おてほん」をクリックすると、書き方のガイドが表示される)
  • かるた形式コンテンツ「瞬間タッチPICTURE」

 ECCは2023年3月27日、AI搭載の対話型英会話アプリ「おもてなCityへようこそ!(教育機関向けプラン)」に、小学校低学年向けアルファベット練習の「LET'S WRITE」と、かるた形式の「瞬間タッチPICTURE」の2つのコンテンツを追加した。

 ECCは2021年9月より、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」に基づき「ICT学習」と「個別最適化」の実現に向けて学校現場をサポート。小・中学生の英会話力向上を目的に、アプリ「おもてなCityへようこそ!」の導入を進めてきた。

 「おもてなCityへようこそ!」は、ECC独自開発の音声認識技術を使用し、日本人特有の英語の発音を聞き分けて対話を組み立てられる人工知能(AI)を搭載した対話型英会話アプリ。英語初心者から上級者まで「まるでリアルシーンで会話しているかのような自然なコミュニケーション」をアプリ上で疑似体験することができる。教科書に沿った学年別コンテンツで会話練習ができる「会話シミュレーション」や、問題を聞きながら正解の単語を選ぶ単語学習「瞬間タッチ」等のコンテンツがあり、まるでゲームをするような感覚で英語・英会話を自学できるという。

 また、教員においても、管理画面で児童・生徒の学習状況、学習結果を把握し、個々の児童・生徒への適切な指導ができるようになるという。今回、小学校低学年生が楽しく英語学習を始められるサポートができればという思いで、「LET'S WRITE」と「瞬間タッチPICTURE」の新コンテンツを開発した。

 「LET'S WRITE」は、デバイスのタッチスクリーンを使い、文字や単語を書く練習ができるコンテンツ。アルファベットの筆写練習をしながら、段階を踏んでフォニックスや単語の音声まで学ぶことが可能。また、フォントは「UDデジタル教科書体 欧文シリーズの『UD DigiKyo Latin』」を使用し、学習のしやすさも重視している。

 「UDデジタル教科書体」とは、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体。「UD DigiKyo Latin」は、手の動きを重視した形状で、「b」「d」や「p」「q」等、鏡文字と間違えないように左右対称の形を避けたデザイン。なるべく少ない画数で書くことができる。

 「瞬間タッチPICTURE」は、英単語の意味をかるた形式で学ぶことができるコンテンツ。楽しみながら語彙力や聴解力の向上をはかる。従来の単語学習コンテンツ「瞬間タッチ」では日本語→英語、英語→日本語と、文字情報のみのコンテンツだった。今回、音を聞きながら絵を選ぶ機能が追加されたことで、アルファベット習得前の子供でも単語学習が可能になった。

《大田芳恵》

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