小学校跡地を次世代科学拠点へ「IMAGINUS」高円寺に10月開業

全国約90施設を運営するコングレは、2023年10月に東京都杉並区の旧杉並第四小学校跡地に次世代型科学教育の新たな拠点となる“未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」”を開業すると発表。世界的な科学学習プログラムの日本初導入等、新たな科学拠点のあり方を目指す。

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未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」2023年10月開業
  • 未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」2023年10月開業
  • 未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」旧杉並第四小学校外観
  • 「Nutty Scientists 」サイエンスショーのようす
  • 「IMAGINUS」の施設概要

 文化・観光施設等、全国約90の施設を運営するコングレは、2023年10月に東京都杉並区の旧杉並第四小学校跡地に次世代型科学教育の新たな拠点となる“未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS(イマジナス)」”を開業すると発表した。世界的な科学学習プログラムの日本初導入等、新たな科学拠点のあり方を目指す。

 コングレは、東京都杉並区より旧杉並第四小学校跡地活用の「次世代型科学教育の新たな拠点等の整備・運営事業者」に選定され、官民一体の共同プロジェクトを進めている。今回、その拠点となる“未来をつくる杉並サイエンスラボ「IMAGINUS」”を10月に開業することが決定した。

 「IMAGINUS」のコンセプトは「生きる力を涵養(かんよう)する」。涵養とは、自然にしみこむように、養成すること。一見難解に感じられる「科学」や「理科」が、創造性に富み、驚きや感動に満ちた営みであることを感じてもらいたいとの想いが込められている。施設名称の「IMAGINUS」は「IMAGINE(想像する)」と「US(わたしたち)」から成る造語。SUGINAMI(スギナミ)のアナグラムにもなっている。

 施設は閉校となった小学校の校舎をそのまま活用し、内装をリノベーション。新しい科学体験施設として、「体験」「思考」「創造」「発信」の4つの来館者の行動を起点としてコンテンツを設計している。従来の科学学習施設では分断されがちだったこの4つの要素が、有機的なつながりをもってデザインされていることが「IMAGINUS」のコンテンツ構成の大きな特徴だという。

 また、開業にあたり、世界55か国以上、年間1,000万人以上が参加している世界的な体験型科学プログラム「Nutty Scientists(ナッティ サイエンティスト)」を日本初導入。コングレがマスターフランチャイジーとなり、「IMAGINUS」を起点に展開する。

 「IMAGINUS」は高円寺駅より徒歩5分とアクセスも良好。公施設の指定管理者としての実績に加え、直営のIMAGINUSの新規開設により、それぞれの知識や経験、取組みを相互に活用したコングレならではの科学館を創造する。

《畑山望》

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