大学入試センターは、令和6年度(2024年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト(旧センター試験)実施日程と試験出題教科・科目の出題方法・時間割等を発表。本試験実施期日は2024年(令和6年)1月13日(土)および14日(日)。得点調整実施の有無の発表は1月19日(金)。追試験の日程は2024年1月27日(土)および28日(日)。最終発表は2月5日(月)。 ※12月18日追記あり
目次
・大学入学共通テスト 本試験日程
・出願から試験実施日までのスケジュールと検定料
・大学入学共通テストの趣旨
・大学入学共通テスト当日の時間割・出題教科・科目の出題方法等
・試験当日の持ち物
・受験票を紛失・当日忘れてしまったら?
・当日欠席、遅刻の場合
・体調不良の場合
・試験実施後の日程(追試験・中間発表・得点調整・最終発表)
共通テスト本試験日程
本試験実施期日は2024年(令和6年)1月13日(土)および14日(日)。
出願から試験実施日までのスケジュールと検定料
令和6年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの出願期間、検定料、試験実施期日等は以下のとおり。
受験案内の配付
2023年9月1日(金)より
検定料の払込期間
2023年9月1日(金)~10月5日(木)
出願期間
2023年9月25日(月)~10月5日(木)
確認はがきの送付
2023年10月下旬までに送付
入学志願者は確認はがきの到着後、志願票記入事項の登録内容について確認し、受験教科等の訂正が必要な場合には、大学入試センターに届け出る。
受験票等の送付
2023年12月14日までに到着
受験番号、試験場等を記載した受験票および志願する各大学に提出するための大学入学共通テスト成績請求票等が送付される。
検定料
3教科以上を受験する場合…18,000円
2教科以下を受験する場合…12,000円
検定料の算定において、地理歴史および公民については、受験する教科数にかかわらず、受験教科数は「1」として取り扱う。成績通知を希望する場合は併せてその申請も行う。成績通知手数料は800円。成績通知を希望する志願者は、検定料と併せて納付する。
大学入学共通テストの趣旨
大学入試センターが2023年6月9日に発表した「大学入学共通テスト実施要項」。これによると、大学入学共通テストは、大学(専門職大学を含む)および短期大学(専門職短期大学を含む)への入学志願者を対象に、高等学校(中等教育学校の後期課程および特別支援学校の高等部を含む)の段階における基礎的な学習の達成の程度を判定し、大学教育を受けるために必要な能力について把握することを目的として、これを利用する各大学(大学の一部の学部等が利用する大学を含む)が、大学入試センターと協力して同一の期日に同一の試験問題により、共同して実施するもの。
大学入学共通テストでは、各教科・科目の特質に応じ、知識・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等も重視して評価を行うものとしている。各大学は、大学教育を受けるにふさわしい能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定することに資するため、それぞれの判断と創意工夫に基づき、これを適切に利用するものとしている。
なお、2023年度(令和5年度)に実施された「大学入学共通テスト」は志願者数が51万2,581人、受験者数が47万4,051人。同年度における共通テストの共通テスト利用大学・専門職大学・短期大学数は870大学だった。
◇目次に戻る2023年度 大学入学共通テスト当日の時間割・出題教科・科目の出題方法等
以下にテストの出題教科、試験時間、配点、科目の出題方法等について記す。
試験日 | 試験教科・科目 | 試験時間(配点) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
1日目 (1月13日) | 地理歴史 ・ 公民 | 「世界史A」「世界史B」 「日本史A」「日本史B」 「地理A」「地理B」 「現代社会」「倫理」 「政治・経済」『倫理、政治・経済』 | 2科目選択 1科目選択 | ||||
国語 | 『国語』 | 80分(200点) 13:00~14:20 | |||||
外国語 | 『英語』『ドイツ語』『フランス語』『中国語』『韓国語』 | 『英語』 | |||||
2日目 (1月14日) | 理科(1) | 「物理基礎」「化学基礎」 「生物基礎」「地学基礎」 | 2科目選択 60分(100点) 9:30~10:30(*3) | ||||
数学(1) | 「数学I」『数学I・数学A』 | 70分(100点) 11:20~12:30 | |||||
数学(2) | 「数学II」『数学II・数学B』 『簿記・会計』 『情報関係基礎』 | 60分(100点) 13:50~14:50 | |||||
理科(2) | 「物理」「化学」 「生物」「地学」 | 2科目選択 1科目選択 |
*1 地理歴史及び公民並びに理科のグループ(2)の試験時間において2科目を選択する場合は、解答順に第1解答科目及び第2解答科目に区分し各60分間で解答を行うが、第1解答科目及び第2解答科目の間に答案回収等を行うために必要な時間を加え、試験時間は130分とする。
*2 リスニングは、音声問題を用い30分間で解答を行うが、解答開始前に受験者に配付したICプレーヤーの作動確認・音量調節を受験者本人が行うために必要な時間を加え、試験時間は60分とする。
*3 理科(1)については、2科目を受験するものとし、1科目のみの受験は認めない。
第1日は「地理歴史・公民(世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理,政治・経済)」「国語」「外国語(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)」を、第2日は「理科1(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎)」「数学1(数学I、数学I・数学A)」「数学2(数学II、数学II・数学B、簿記・会計、情報関係基礎)」「理科2(物理、化学、生物、地学)」を実施する。
大学入試センターは、大学入学共通テストの試験問題、正解・配点を試験実施後速やかに発表するとしている。
◇目次に戻る試験当日の持ち物
受験票・写真票のほかに試験時間中、机の上に置けるものは、次のとおり。
・黒鉛筆(H、F、HBに限る。和歌・格言等が印刷されているものは不可)、鉛筆キャップ
・シャープペンシル(メモや計算に使用する場合のみ可、黒い芯に限る)
・プラスチック製の消しゴム
・鉛筆削り(電動式・大型のもの・ナイフ類は不可)
・時計(辞書、電卓、端末等の機能があるものや、それらの機能の有無が判別しづらいもの・秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものは不可)
・眼鏡、ハンカチ、目薬、ティッシュペーパー(袋又は箱から中身だけ取り出したもの)
なお、これ以外の所持品を使用または置いている場合には、解答を一時中断させて、試験終了まで預かることがある。また、試験時間中、病気・負傷や障害等のために机の上に置けるもの以外のものを使用したい場合は、受験上の配慮の申請が必要。
受験上の配慮が必要な者は、「受験案内」39ページまたは「受験上の配慮案内」34ページを参照のうえ、12月に送付する受験票に記載されている「問合せ大学」に問い合わせて、必要な手続をとること。ただし、出願後の負傷、発病、症状の悪化等が対象となるため、出願時までに申請すべき内容であった場合には対象とならない。
◇目次に戻る受験票を紛失・当日忘れてしまったら?
受験票を紛失した場合
【令和6年1月5日(金)まで(必着)】
「受験案内」36ページに記載している手続により、大学入試センターに受験票の再発行申請を行う。
【令和6年1月96日(土)から試験当日まで】
再発行した受験票が試験前日までに届かないおそれがあるため、試験当日は仮受験票で受験することになる。そのため、試験当日は、学生証または身分証明書と写真(縦4cm×横3cm)3枚を持参し1時間程度早めに試験場に行き、試験場本部で「仮受験票」の発行と「受験票」の再発行の手続をすること。なお、受験番号、試験場コード、試験場名および道順については、志願者問合せ専用電話(電話番号 03-3465-8600)に問い合わせること。
【試験終了後】
「受験案内」36ページに記載している手続により、大学入試センターに受験票の再発行の申請を行う。再発行した受験票は、1月22日(月)以降に送付される。
当日に持参し忘れた場合
試験当日に受験票、写真票を持参し忘れた場合には、試験場本部に行き、「仮受験票」「仮写真票」の交付を受ける。試験場本部の場所は、試験当日に試験場で確認のこと。ただし受験者入室終了時刻までに試験場本部に行く時間がない場合は、試験室に行き、監督者に申し出ること。
◇目次に戻る当日欠席、遅刻の場合
疾病・負傷による欠席の場合
【追試験の申請受付時間】
・1月9日から1月12日まで 9:00~17:00
・1日目(1月13日) 7:30~18:10
・2日目(1月14日) 7:30~17:50
【申請方法】
本人または代理人が、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡したうえで、申請受付時間内に「受験票」と「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問合せ大学」に持参し、追試験の受験申請をする。許可された場合は追試験受験許可書が交付される。申請受付時間内に本人または代理人が「問合せ大学」に行けない場合は、申請受付時間内に疾病・負傷の状況を「問合せ大学」に電話連絡し指示を受けること。
試験場に向かう途中の事故またはやむを得ない事由による欠席の場合
【追試験の申請受付時間】
・試験当日、試験場に向かう途中で事故にあった場合または交通機関の遅延・予定外の運休等にあった場合はその日の試験終了時刻まで
・やむを得ない事由がある場合(やむを得ない事由の例…両親又は親族等の危篤や死亡、自宅の火災)
・1月9日から1月12日まで 9:00~17:00
・1日目(1月13日) 7:30~18:10
・2日目(1月14日) 7:30~17:50
【申請方法】
本人または代理人が、受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡したうえで、申請受付時間内に「受験票」と「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問合せ大学」に持参し、追試験の受験申請をする。許可された場合は追試験受験許可書が交付される。申請受付時間内に本人または代理人が「問合せ大学」に行けない場合は、申請受付時間内に疾病・負傷の状況を「問合せ大学」に電話連絡し指示を受けること。
遅刻の場合
遅刻の理由が事故等の場合は係員に申し出ること。また、試験当日交通機関の事故または災害等が発生した場合は、試験開始時刻を繰り下げることがあるため、受験票に記載されている「問合せ大学」へ連絡し試験場に向かうこと。
なお、試験開始時刻に遅刻した場合は、試験開始時刻後20分以内の遅刻に限り受験が認められる。ただし。「英語(リスニング)」は試験開始時刻の17:10までに入室していない場合、受験することができない。また「地理歴史、公民」および「理科(2)」の試験時間において「2科目受験する」と登録した場合は、遅刻者の試験室への入室限度(「地理歴史、公民」は 9:50、「理科(2)」は 16:00)までに入室しないと、後半の第2解答科目を含めてその試験時間は一切受験することができない(試験当日に1科目のみの受験に変更することはできない)。
◇目次に戻る体調不良の場合
試験当日、試験場に到着してから体調不良になった場合は、監督者や試験場の担当者に申し出て指示を受けること。
◇目次に戻る試験実施後の日程(追試験・中間発表・得点調整・最終発表)
大学入学共通テストにおける追試験日、平均点・標準偏差の中間発表・最終発表の日程は以下のとおり。
追試験日程
2024年1月27日(土)および28日(日)
疾病・負傷等やむを得ない事情により1月13日、14日に受験できなかった志願者の追試験日として2024年1月27日(土)および28日(日)を設定。また、雪・地震等による災害その他特別の事情により実施できず、または完了しなかった場合の再試験日も2024年1月27日(土)および28日(日)とし、当日の実施が不可能な場合は、この期日より後にできるだけ速やかに実施する。
中間発表
2024年1月17日(水)(予定)
受験者数、平均点、最高点、最低点、標準偏差等も発表される。
得点調整の実施の有無の発表
2024年1月19日(金)(予定)
「地理歴史」の「世界史B」「日本史B」「地理B」、「公民」の「現代社会」「倫理」「政治・経済」、「理科2」の「物理」「化学」「生物」「地学」の各科目間で原則として20点以上の平均点差が生じ、これが試験問題の難易差に基づくものと認められる場合には得点調整を行う。ただし受験者数が1万人未満であった科目は得点調整の対象としない。
最終発表
2024年2月5日(月)(予定)
受験者数、平均点、最高点、最低点、標準偏差等も発表される。
成績通知書の送付(出願時に希望した者のみ)
2024年4月1日(月)以降
なお、リセマムでは「大学入学共通テスト2024 特集」にて、共通テストの受験生の役に立つ情報を掲載している。
大学入学共通テスト2024 特集また、大学入試センターに加えて、大手予備校の河合塾、東進、代々木ゼミナールや「ベネッセ・駿台 データネット」は、令和6年度大学入学共通テストに関する受験情報やアドバイスなどを今後Webサイトに掲載する見込み。例年、塾や予備校は試験当日には解答速報や全体概観速報を更新している。
大学入学共通テストを管轄する大学入試センターは今後、Webサイトに「令和6年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施要項」等を公開している。また、共通テスト利用大学情報や、過去の試験問題および正解も掲載している。
大学入試センター共通テスト利用大学情報