Pages Inc.は、提供中のオンライン学習プラットフォーム「TomoCode」に「ChatGPT」を導入した。「ChatGPT」を導入することで、学習者の多様な回答にあわせたフィードバックを表示。複数画面の移動が不要になった。
「TomoCode」は、オンラインで学ぶピア（学習者）ラーニングプラットフォーム。学習者同士が互いに協力しあい、体系的な知識とプログラミングスキルの習得を目指す。プログラミング初学者からでも、AI×データ時代において活躍する人材になるために必要な知識・スキルを身に付けられるという。今回、データサイエンスプログラム向けにチューニングした「ChatGPT」を導入した。
AI技術、特に「ChatGPT」のような人工知能は、すでに多くの業務を効率化している。世界経済フォーラムの調査によれば、労働の自動化が速いペースで進み、今後5年で約8,500万人が職を失う一方で、新たに9,700万人分の仕事が生まれると予測されている。AI技術の浸透にともない、AIおよびデータサイエンスについて理解し、活用する能力が求められる時代が到来しているという。
また、プログラミングにおいても、「ChatGPT」がインターネット検索を完全に代替しつつある。さらに、初学者のみならず、エキスパートなエンジニアもAIと共同で開発をすることがあたり前となった。「ChatGPT」は、プログラミング言語の理解やコードの生成も可能で、中でもPythonに対してもっとも高い理解力を示している。
「TomoCode」では、無料プログラムを含むすべてのPythonデータサイエンスプログラムに「ChatGPT」を導入した。「学習者の学びを妨げないよう直接的な答えを避けたフィードバック」「回答に対して、より最適なコードの提案」「データサイエンスプログラム向けにチューニング」「プラットフォーム埋め込み型で、コピー＆ペーストや複数画面の移動が不要」といった特徴がある。
学習者同士が協力し、締切りまでに毎週のクエスト（課題解決型の教材）をクリアする。プログラムは、段階的にデータサイエンスの知識・スキルを習得できるよう設計。現在は、無料プログラム含む4つのデータサイエンスのプログラムを提供している。
