【大学受験2023】京大入試、現役割合が過去最高を更新

 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年7月26日、2023京大入試状況「一般選抜 現浪別割合」を公開した。一般選抜の現役割合は、志願者・入学者ともに4年連続で増加し、過去最高値を更新した。

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2023京大入試状況「一般選抜 現浪別割合」
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 SAPIX YOZEMI GROUPによる京大合格を目指す受験生のための総合情報サイト「京大研究室」は2023年7月26日、2023京大入試状況「一般選抜 現浪別割合」を公開した。一般選抜の現役割合は、志願者・入学者ともに4年連続で増加し、過去最高値を更新した。

 2023京大入試状況「一般選抜 現浪別割合」は、2023年度の京都大学一般選抜について、現役生と浪人生の入試状況を分析したもの。

 2023年度京都大学一般選抜の現役志願者数は、前年度(2022年度)比214人増の5,100人。現役生の志願者が5,000人を超えるのは2018年度以来となった。一方、浪人生などの志願者数は2,317人。後期日程が廃止された2009年度以降の最低値をさらに更新した。志願者の現役割合は68.8%と過去最高を更新し、4年連続の上昇となった。

 現役入学者は1,843人。過去10年で最多だった一方、浪人生などの入学者は過去最少の858人となった。入学者の現役割合も68.2%と4年連続で上昇し、最高値を更新。一般選抜入学者の3分の2以上が現役生となった。

 現浪別の合格率(入学者数÷志願者数、現浪別の合格者数は非公表)をみると、2023年度は志願者が増加した分、現役生・浪人生どちらもやや低下したが、前年度よりわずかに現浪差が縮小した。

 学部・学科別の現役割合をみると、経済学部・理学部・薬学部で現役生の志願者が7割を超え、経済学部・医学部医学科・薬学部で現役生の入学者が7割を超えた。一方、文学部・教育学部・医学部人間健康科学科は、志願者・入学者の現役割合が60~65%程度で、他学部・学科と比べるとやや低くなっている。

 学部・学科の現浪別合格率をみると、文学部や法学部は前年度より現浪差が縮小。医学部医学科は浪人生などの合格率が大きく低下した。一方、理学部は浪人生などの合格率が現役生を上回り、2021年度以前の浪人生優位の状態に戻るなど、学部・学科で異なる状況にある。

 京大研究室は「来年度は新課程入試前最後の年となるため、安全志向が強まる可能性があるが、ここまで見てきたような傾向が続くか注目」と締めくくっている。

 2023京大入試状況ではこのほか、「特色入試」「一般選抜 志願状況」「一般選抜 最終合格者最低点・平均点」も掲載している。

《奥山直美》

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