言葉のプロがChatGPTと対話…日本科学未来館9/13-11/13

 日本科学未来館は、研究開発の「いま」を見せるシリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第5弾「コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?」を2023年9月13日から11月13日まで開催する。

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コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?
  • コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?
  • お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬氏

 日本科学未来館は、研究開発の「いま」を見せるシリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」の第5弾「コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?」を2023年9月13日から11月13日まで開催する。

 同企画にあわせて詩人の谷川俊太郎氏、お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬氏、子育て経験をもとにした著書のある大場美鈴氏の3人の言葉のプロたちが、社会的な関心が高まっている生成AI(ChatGPT)を活用して、言葉にならない自らの暗黙知、プロの「ワザ」の再現に挑戦した。そのようすをオリジナル動画として会場で公開する。

 ChatGPTなどの生成AIの技術は、私たちが普段使っている言葉で指示や対話ができ、さまざまなタスクを柔軟にこなせる。この特徴に注目し、3人の言葉のプロがChatGPTと対話してもらい、そこで感じた、詩やお笑い、子育てなど人と人とのコミュニケーションにある奥深さを「ワザ」として語る。

 大場氏は「ChatGPTが言うことは正論過ぎて子育てには…」と、戸惑い、小沢氏は、お笑いネタで自分が言いそうなことを言わせようとして苦戦する。そして、谷川氏は、自作の詩にある1フレーズを「特に意味はありません」と言われてしまう。しかし、ChatGPTとの対話を重ねていくなかで、3人はAIが生成するテキストと自らの感覚の間のずれに気づいていく。そして最後にChatGPTとの関係について、その可能性を語っている。

 また、生成AIの普及によってあらためて議論が起こっている「人間の知能、知性、創造性とは何か」という問いを整理したパネル展示とあわせて、この技術がここまで話題になった要因や、人や社会への影響について、来場者と考える科学コミュニケーションに挑戦するという。

 なお、同企画の特設Webページでは、動画のダイジェストや舞台裏トークなどを順次公開していく予定となっている。

◆コトバにならないプロのワザ~生成AIに再現できる?
会期:2023年9月13日(水)~11月13日(月)10:00~17:00
会場:日本科学未来館3階 総合案内前スペース(東京都江東区青海2-3-6)
料金:無料(入館料も不要)※常設展やドームシアターの鑑賞は有料

《中川和佳》

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